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学級の活動

洋の膳をつくり、あじわって

6年2組 創造活動 2025/07/13

6月下旬、実り始めた丸なすなどの夏野菜を見た子どもは、そのあじわい方について考えました。「これまでは野菜を朝市で買っていたけれど、今回は自分の育てたものだから楽しみ」、「出汁を使って和膳をあじわったから、今回は洋の膳をつくってみたい」と話し、夏野菜を使った洋の膳をつくることにしました。

7月上旬、夏野菜を使った洋のメニューについて考える中で、子どもは「洋と言えばパスタ!」、「デザートもティラミスとかおしゃれにしたい」と話し、メインを丸なすを使ったパスタ2種類(カルボナーラ、ナポリタン)とし、主菜をソーセージとジャガイモのソテー、副菜を葉物をつかったサラダ、甘味をティラミスとプリンにすることにしました。

11日(金)、パスタチームは、収穫した丸なすを切りながら、パスタをゆでたり、ソースをつくったりしていました。ソースからよい匂いがして、「これ、夏野菜と絶対合いそう」、「絶対においしい」と多くの子が話していました。主菜チームは、切ったソーセージとじゃがいも、チーズを電子レンジで熱してつくりました。一定時間がたつと完成し「簡単にできるし、おいしい」と話していました。副菜チームは、味だけでなく彩りも意識し、生ハム、モッツアレラチーズを添えて工夫していました。これらを添えることで、よりレタスを華やかに見せていました。甘味チームは、生クリームを混ぜ合わせながらティラミス、卵と牛乳をふんだんに使ったプリンをつくりました。ティラミスは、生クリームにコーヒーを入れることで本格的なあじわいに仕上がりました。プリンチームは、なかなか固まらないというハプニングはありましたが、蒸し器を使うことで無事に完成しました。

   

つくった洋の膳を敷いたござの上であじわい、見た目や味について感想を述べていました。子どもは、作文シートに次のように書きました。

「今日は、洋の膳をつくりました。私は、サラダチームでした。サラダチームでは、生ハムサラダをつくりました。まず、レタスを一枚一枚むいて、あらいました。一口サイズに切り、モッツァレアと生ハムは、半分に切りました。その後は、みんなのお膳にもりました。みんながつくったメニューを膳にのせてみると『ザ・洋』という感じでした。カルボナーラに丸なすが入っていて、とてもおいしかったです。秋の膳は、さつまいもご飯をつくってみたいです。」

「ぼくは、主食チームで友だちと一緒にナポリタンを作りました。まず、ピーマン、ウインナーとたまねぎ、そして畑でとれた丸なすを切りました。上越野菜を使った品をつくることができてよかったです。油をしいた鍋に、ウインナー、たまねぎ、なす、ピーマンの順位入れました。固いもの、火の通りにくい物から入れていきました。パスタは量が多かったので友だちと交代しながらゆでました。ソースは、ケチャップ、砂糖、ウスターソースを混ぜてできました。みんなおいしそうに食べていてよかったです。赤い膳に赤い料理は、合わないと思いました。膳はやっぱり和がよいです。でも、洋の味は、最高でした。」

膳につくったメニューを盛り付けて食べてみると、洋の華やかさやおいしさを感じていました。洋の盛り付け、ナポリタンといった王道メニューをつくりあじわうことを通して、洋食のよさに気付く子も多くいました。その一方で、膳に洋をのせたときの見た目になじまなさを感じている子もいました。今後、膳をつくるときにはどのようなコンセプトで膳をつくるのかを考えていきます。