とことこランドをつくったよ
6月、毎日のように子どもは、ミミとショコラとグラウンドへおさんぽを出かけていました。前庭にあるおうちのドアを開くと、ミミとショコラはグラウンドへ一目散に走って行きます。教室で、グラウンドでのおさんぽについて話題にすると、子どもは「ミミとショコラはグラウンドが好きなんだね」と話しました。一方で、「グラウンドばかり好きなっちゃうと他のところに行きたくなくなっちゃうんじゃないの」「グラウンドは走れるから広いところが好きなんじゃないの」と話す子どももいました。
そこで、ミミとショコラが楽しめる場所を増やしてあげたい、その場所で自分もミミ、ショコラと共に楽しく過ごしたいという思いから、遊び場を原っぱにつくることにしました。また、ミミとショコラが日陰で休めること、走って遊べるほど広いこと、山の急な斜面は危ないため除くことなどを考え、遊び場の広さやつくる場所を決めました。
ますは遊び場の柵をつくりました。
次に、ミミ、ショコラの出入り口をつくりました。前庭からすぐに遊び場に行けることや、2年生の活動場所にミミとショコラが行かないようにすることを考え、2箇所につくりました。
柵とドアを作り終えた頃、子どもは、遊び場に名前を付けたいと話しました。様々な案が出ましたが、活動名にある「とことこ」と、より広いイメージがもてる「ランド」という言葉によさを感じた子どもは、「とことこランド」という名前を遊び場に付けました。そして、「とことこランド」の看板を立てました。
子どもは、とことこランドについて、作文シートに次のことを書きました。
「きょうは、ミミとショコラのあそびばをつくったよ。みんなでてんごくにできるから、わたしもてんごくにできるようにがんばったよ。でいりぐちとなまえをつけるたらどうなるのかな。まってるのもたのしみだよ。みんなであそびばであそぶのもうれしいよ。ゆうぐよりもアルパカさんのレースのほうがいいとおもうよ。きょうは、○○ちゃんと■■くんといっしょにみんでがんばったよ。ミミとショコラとおさんぽできないのが、ちょっとだけいやだったけど、でもミミとショコラのためにかつどうができてよかったとおもったよ。でも、みんながミミとショコラのおさんぽをやってくれたからミミとショコラのためのかつどうができたとおもうよ。そういうことは、めっちゃてんごくだとおもうよ。ミミとショコラのてんごくができたら、じぶんもてんごくだからよかったとおもうよ」
「あそびばのまなえがとことこランドにきまったよ。とことこランドってなまえがとてもすてきだとおもったよ。りゆうは、とことこスポットのとことことランドがあっていて、いいとおもったよ。あと、きょうそのあそびばのかんばんをつくってるひとがいたよ。あと、さくにいろつけもしたいよ。りゆうは、まえにわのおうちみたいにしたいよ。おれんじとか、ぴんくとかあおとかでにじいろにしたいよ」