創造活動「とことこスポット」
4月14日(月)、1年2組の子どもは創造活動をスタートさせました。教師から2頭のアルパカさんを2組の仲間に迎えることを聞いた子どもは、知りたいことや自分がしたいことを話しました。
「名前って決まってるの?」「女の子?、男の子?」「誕生日はいつなのかな」「ぎゅーってしたい」「一緒にお散歩したいな」「ごはんをあげたいな」
話題は、アルパカさんを迎えるためにしたいことに広がっていきます。
「アルパカさんのおうちがなきゃね」「おうちに名前を付けたいね」「ドアやかぎを付けなきゃ」「遊ぶ場所もつくりたいな」「ねるへやも必要じゃない?」
アルパカさんを迎えるためにしたいことをたくさん出していく中で、まずは「アルパカさんのおうち」をつくっていくことになりました。そこで、次の話題となったのは「『アルパカさんのおうち』をどこにつくるか」についてです。原っぱか前庭かで、子どもの考えが分かれました。
原っぱに作りたいと考えた子どもは、「広いから大きなおうちを作れるよ」「寝る場所と近い場所に作ってあげたい」と話しました。
前庭に作りたいと考えた子どもは、「アルパカさんの様子を見ていたい」「もし危ない時があったらすぐに助けられるよ」「近くにいると元気がもらえるかも」と話しました。
それぞれの立場の思いを聞いた後、アルパカさんの安全を守ることやアルパカさんと近くにいることを大切にしたいという思いから、前庭にアルパカさんのおうちをつくることになりました。子どもは、1週間ほどの時間をかけて、おうちの周りの柵を作り、ドアやカギを取り付けました。
4月21日(月)、前庭の前で2頭のアルパカさん、ミミとショコラを迎えました。「こんにちは」とミミ、ショコラに挨拶し、おうちの柵の中へ案内しました。
そして、山古志アルパカ牧場の方の志田さんのお話を聞きました。子どもは、ミミ、ショコラと生活していくうえで知りたいことを質問しました。その後、ミミ、ショコラにごはんや水をあげたり、抱きついたりしました。また、恐る恐るリードをつないだり、一緒に原っぱを散歩したりしました。
教室に戻ってきた後、子どもは、ミミとショコラと出会って感じたことやこれからやりたいことを話しました。そして、ミミ、ショコラと一緒に生活していく創造活動を「とことこスポット」と呼んでいくことを教師から聞きました。
その日、子どもは、作文シートに次のことを書きました。
「ミミとショコラがきて、とことこスポットがはじまったよ。わたしは、ミミとショコラにごはんをあげたよ。ミミとショコラとおさんぽをしてたのしかったよ。ミミとショコラがきてうれしかったよ。アルパカさんは2とういるよ。2とうのことをしょうかいするよ。まず、1とうめは、ミミだよ。2とうめはショコラだよ。2とうともかわいいよ。あしたもおせわをがんばるよ」
「わたしは、アルパカさんがきて、さいしょはびっくりしてにげまわっていたけれど、かわいいからなのか、なれてきてびっくりしなくなったからちかくにいけたよ。おもったいじょうにかわいかったからちかくにいけたし、ミミとショコラがしゃしんよりかわいかったからさいごにごはんをあげたし、あしがはやかったし、おとなしくて、おもったいじょうにもふもふだったよ」
「わたしは、アルパカさんがおもったよりもおおきくてびっくりしたけど、とってもかわいかったよ。アルパカさんがきて、とってもうれしかったよ。あしがとってもはやくてびっくりしたよ。でも、それはうれしいことだよ。あと、アルパカさんがきてくれてとってもとってもうれしかったよ。ミミとショコラがちょうどおうちにはいって、おさまってくれたのがいちばんうれしいことだったよ。ミミとショコラはあんまりにもかわいいおなまえだったよ」