冷たいのにはやくとけるのはなぜ!?
5年2組
実践教科活動
2024/11/18
実践理科「とけるととける」で、子どもは、冷凍庫から氷を取り出し、手の平に乗せて握ったり、手の甲に乗せたりして、その様子を観察しました。「つめたい」と話しながら、氷を肌で感じました。しばらくすると手の平や甲に乗った氷はとけて水になりました。子どもは「氷は体温でとけて水になった」と話しました。
氷が熱でとけることやその冷たさを改めて感じた子どもは、教師から提示された金属と発泡スチロールを手でさわりました。「金属つめたい」「発砲スチロールはあたたかい」と、さわった感触を話しました。そして、金属の上と発泡スチロールの上に置いた氷のどちらがはやくとけるか、考えました。「金属は、さわると冷たかったから、あまりとけないと思う」「発砲スチロールをさわると温かかったから、発泡スチロールの方がはやくとけると思う」多くの子どもが発砲スチロールの上に置いた氷の方がはやくとけると予想しました。
実験をすると、金属の上の置いた氷の方がはやくとけることがわかりました。「どうして冷たい方がはやくとけるんだ」と、疑問を話す子どもがいる一方「魚を入れるやつも発泡スチロールなんだよな。なにかありそうだ」と話す子どももいました。子どもは、熱で固体が液体になることだけでなく、ふれているものの熱の伝わり方が違うと、氷のとけるはやさが違うことをとらえはじめました。