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学級の活動

10月21日・22日 町家のことを知ってもらうイベントを開く

5年2組 創造活動 2024/10/27

町家の魅力や課題について知ってきた子どもは、全校のみんなに伝えたいと考え、町家のことを知ってもらったり、興味をもってもらったりするためのイベントを開くことにしました。子どもは、これまで町家で過ごして感じたことや分かったことを新聞にまとめました。現存する町家がかかえる課題について知ってもらいたいと考えた子どもは、引き継ぐことの難しさや昔の雰囲気に今の雰囲気を融合させて興味をもってもらうことが大切であると新聞に書きました。また、雁木について知らせたいと考えた子どもは、雁木という名前の由来や落とし式や造り込み式の雁木の特徴などを新聞に書きました。

子どもは町家が、住居であると同時に商いをする場であることから、自分たちも来てくれたお客さんに何かを提供したいと思いを湧き上がらせました。1学期にかかわった町家「あるや」で提案したスープを思い起こしながら、町家の落ち着いた雰囲気に合う和風のスープを考えたり、わらび餅やお団子でもてなそうとしたりしました。来てくれる全校の仲間が安心して食べられて楽しめるように、アレルギーに配慮して、メニューや食材を選びました。教師が「つくりたいメニューや、買いたいと思っていた食材がアレルギーに該当してしまう場合はどうしますか?」と尋ねたときには、子どもは「絶対にメニューや食材を変える。だって、イベントをみんなが楽しんでもらいたいし、そうじゃないと町家を知る機会も無くなってしまうから」と話しました。

 

子どもは他にも町家とは何かを伝えるムービーをつくったり、畳を敷きながら「ここに座って、スープやお茶を飲んでもらいたい」「のんびり落ちついた雰囲気がだせるといいな」などと話しました。10月21日に行ったイベントは1、2、3年生を、22日には4、5,6年生を対象に開きました。全校の仲間が来てくれたことに「大変だけど最高だ。売り切れになっちゃったけど楽しんでもらえてそうだからよかった」「畳の上で落ちついてお茶を飲んでもらいたいけど、これは無理そうだ。でも正座してお茶飲んでくれているのを見ると、なんか嬉しいかも」などと話していました。そして、教室の町家や畳でお茶を飲んでいる人に町家について伝えたり、ごみの片付け、安全に移動できるように誘導をしたり、お茶やお団子、わらび餅などを提供したりなど、それぞれに自分たちが決めた仕事を行いながらイベントをつくっていました。

子どもは振り返りに「今日、まちにまった町家イベントをしました。夏休みから話題になって2学期から準備をし始めました。材料は買ってきてあったのですぐ家庭科室に行って作り始めました。最初から時間がなく私は家で経験したことがあるわらびもち、○○ちゃんと△△ちゃんと□□ちゃんで白玉を作っていました。最初すぐ計ってなべをコンロの所に置いて5分ほど待ちましたが、全然固まらなかったのに、急に固まり始めてびっくりしてあせってしまいました。でも、家で作ったときにこなっぽかったので、もうちょっと火をとおしてみたりしたらとても美味しくできたのでうれしかったです。べっこうあめを作ってみたら、レンジで作ったらしっぱいしてしまってざんねんだったけど、○○ちゃんがなべ(フライパン)でやってみたらべっこうあめになってできたのが15個くらいでさすがに足りなかったので、ねりあめとして採用しました。1時10分になる前から行列ができていて予想外だったけど、大はんじょうで完売したのでうれしかったです。後半になったらべっこうあめもじょじょに売れてきてよかったです。さいご、終わったら1年生からべっこうあめおいしかったと言われたのがうれしかったです。明日のイベントも頑張りたいです。」「今日はともして町家のイベント二日目がありました。今日は買い出しはせず、お団子をつくりました。昨日は失敗してしまったところがあったので、昨日よくなかった点を考え、そこを直しました。まず、お湯ではなく水を粉と一緒に混ぜてしまったので、今日はお湯でやりました。それに一気にいれたのもダメだと思ったので、少しずついれていきました。するとじょじょにまとまっていき、昨日はものすごく水っぽかったのが考えられませんでした。手にくっつきにくく、丸めやすかったです。茹でたらボウルに入れて冷やしました。そしてお団子を手袋をしてさわってみるといい具合に固まっていました。そのままどんどんつくっていって、最終的にお皿にのせてみると昨日よりもたくさんつくれていることが分かりました。給食を食べて昼休みになると、ワゴンも片付けていないのにもうお客さんが来ていました。イベントがあるから早めにごちそうさまをするのは行く側にとってうれしいことでも、する側にとってはあせってしまうし大変なことなんだなと思いました。私達はいそいでワゴンを片付け、準備をしました。思っていたよりも人数が多く、時間はかかりましたが残ると思っていたお団子はなくなってしまいました。やっぱり食べ物があると来てくれるんだなと思いました。去年やったイベントは5,6年生は全然来てくれなくて、景品も大量にあまってしまいました。それに比べたらものすごく多かったです。なくなった後は食べ歩きや食べ物の持ち出しについてよびかけをしました。昨日よりかはいいイベントになったと思います」と書いてありました。