10月4日 市外の商店街を訪れるー燕市・宮町商店街、新潟市・上古町商店街へー
高田本町商店街との比較を通して、訪れた商店街の特徴やよさ、取組をとりえたり、高田本町商店街で自分たちがしていくことについて考えたりしています。10月4日は、燕市の宮町商店街、新潟市の上古町商店街を訪れました。
宮町商店街では、まちトープでその施設の管理人をされている嶋田さんと交流しました。商店街の再開発プロジェクトの一環として、自習スペース、シェアキッチン、カフェ、図書館を複合した、まちトープを考案したこと。アートという自分の好きなことを取り入れて、商店街に行きたいと思ってもらえるイベントをしていること。若い人たちが、互いに好きなことをアイデアにして出し合い、楽しみながら商店街について考えていること。宮町商店街をつばめまんなか商店街と呼び、自分たちの商店街だけでなく、周りの商店街ともかかわりながら様々なイベントをしているなどを聞きました。午後は上古町商店街へ訪れ、100年長屋SANで、オーナーの金澤さん、商店街理事長の迫さんと交流しました。上古町商店街が元々は、空き家が多い通りであったこと。新しいお店を誘致したり、ここでしか買えない新しい商品を考えたりしながら、商店街の情報を幅広く発信することを継続してきたこと。そして、全国の観光誌に載るようになった今でも、商店街の近くに暮らす人や学生さんなど、身近な人を大切にしていることを聞きました。また、高田本町商店街のことや「おもむく商店街」でしてきた活動、これからしていく活動を紹介しました。糸魚川市、燕市、新潟市の3つの市外の商店街を訪れてきました。市外の商店街を訪れ、感じたことや考えたことについて、子どもは次のように書いていました。
「糸魚川でとても面白いと思ったことは、シャッター(店が閉まっていること)は、ピンチでありチャンスであるということです。なるほどー!と思いました。新しい店が入るチャンスであること。そして、そこからどうするかが大事だと思いました。そして、燕では、みんなが遊べる、集まれる場所があることがいいと思いました。あと、商店街の仲間と一緒にしたいことをして、それが商店街らしさになっていると思いました。上古町商店街では、新しいお店がたくさんあっていいなと思いました。」
「分かったことは、商店街はアーケードがある方が雰囲気がいいということです。どこからどこまでが商店街かも分かりやすいです。また、商店街に子どもが遊べるスペースや気楽に行けるカフェがあると人が来るんじゃないかと思いました。高田本町商店街のいわしやにも駄菓子コーナーがあるおかげで子どもが増えたと言っていたし、子どもが商店街の雰囲気を明るくさせる気がするので、燕市のまちトープもいいアイデアだと思いました。上古町商店街みたいに、リフォームしていくことで見た目がきれいになっていくのも、行きたくなると思います。逆に、本町の絵看板は、金澤さんたちからいいアイデアと言ってもらえました。自分も本町の特色が生かされていていいと思いました。」
「私は、市外の商店街と高田本町商店街を比べてみて、本町のアーケードは広い、本町は雁木があるのがいい、町に若者が少ないのはなぜ?高田本町商店街の似ているところもたくさんある、と思いました。特に、上古町商店街を見て、新しいお店がたくさんあると思いました。どっちかというと本町は、古い町だと思いました。でも、古いお店だけじゃなく、新しいお店も取り入れていかないと、にぎわうのは難しいと思いました。最初は、こうは思わなかったけど、いろいろな商店街に行ってそう思いました。百年以上のお店にある絵看板、これは昔のお店などのことを知ってもらうためだと思います。でも、歴史を大事にするのはいいと思うけど、それだけじゃなく、新しいものを取り入れていくことが、にぎやかになるために必要なんじゃないかなと思いました。歴史を残しつつ、新しい物を取り入れるのが大事だと上古町商店街を見て思いました。直江津の商店街でインタビューしたお店のおばあさんが『時代の流れというものがあるからいつまでも昔のようにはいかない。でも、いつかは人がたくさん来てにぎやかになることを信じているからおばあさんはお店を開けている』と言っていて、その時わからなかったことが、半分だけ分かったような気がしました。」