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学級の活動

柵の外に出て行くことについて

1年2組 実践道徳 2024/10/07

これまでのるんるんやぎランドの活動の中で、仲間の出入りのタイミングでレストランの柵から4頭のヤギが外に出て行ってしまうことが繰り返しありました。
そのたびに、子どもは仲間に「ミルクが脱走したよ」と知らせたり、追いかけたりし、その後、何とか柵の中に入れようとする姿がありました。
柵の外でのんびりと原っぱの草や木々の葉を食べている4頭の姿を喜びながらも、子どもは柵の中に連れていかないと他の学級の活動場所に入り込んでしまったり、4頭が危険な目に遭ってしまったりするのではないかという不安を抱え、ご飯を食べさせながら、何とかして安心できる柵の中に入れようとしてきました。

教師から「ヤギさんが脱走することをどう思いますか」と聞かれると、子どもは「脱走するのはどこからに行きたいからで。行っていいところならいいんだけど」や「たぶん食べたい草があるんだよ」と、4頭のやぎが外に出たい気持ちを想像して話しました。また、子どもは「活動の最後は困る。戻さないといけないし、次の活動にいけなくなる」や「外に出ると戻すのがとても大変。ミルクは全然動かないことがある」などと、これまでの4頭のやぎとのかかわりを思い起こしながら、活動の終わりの時間が守れなくなることやレストランやお部屋に連れていくことの難しさを話しました。

そして、教師から「やぎさんの自由にしてはいけませんか」と問われると、子どもは「自由にはしてあげたいけど」と少し考えながら、「2年生のフィールドに入っちゃって野菜を食べちゃうから。何度も『ごめんなさい』をしないといけない。だから自由にはできない」や「自由にさせると、駐車場とか行っちゃうこともあって、もし車にひかれたら大変」や「だいチョコは杭がとれそうになったこともあって、杭があってもどこかにいくかもしれないから危ない。だから、自由は難しい」などと、4頭のやぎの自由にしたときの難しさについて話しました。

自由にしてあげたいけれど、すべて自由というわけにはいかないことを感じていました。
その日の活動では、レストランの外に出たがっていたチョコやミルクの様子を見て、リードをもちながらレストランの外の原っぱで行きたいところへ一緒に歩いたり走ったりしている子どもの姿がありました。

作文シートには、次のようなことが書かれていました。
「やぎさんのじゆうにすることは、やぎさんのことをちゃんとみていればいいとおもいます。じぶんてきには、リードをつけずにはらっぱとかでじゆうにしてあげたいです。フィールドにいかなければいいとおもいます。みてるときは、いいけどみてないときは、だめだとおもいます。」
「やぎさんのじゆうにすることは、できればじゆうにしたいです。どうしてかというと、いつもレストランで、はしったりしているけど、もっとひろいところでも、はしったり、はっぱをいっぱいたべさせてあげたいからです。でも、じゆうにしてると、2ねんせいと、やさいをまた、たべちゃうかもしれないので、なのでわたしは、レストランでリードもなにもつながなくするほうほうが、いいとおもいます。それか、リードと、くいをつないでそとにだすほうほう、そのどっちかのほうほうがいいとおもいます。でも、やっぱり、レストランでなにもつながないでだしたほうがわたしはいいとおもいます。どうしてももうひとつのほうほうはだめかというと、だめではないけど、なんかかわいそうです。」