実践音楽科「ゆらゆらトーン」
実践音楽科「ゆらゆらトーン」の活動で、子どもは、コップに入れる水の量を調節して、音をつくったり、その音をつないで音楽をつくったりしました。
ガラスのコップを手にした子どもは、爪で側面をはじいたり、箸でたたいて鳴らしたりしながら、いい音で響く場所をさがしていました。コップの中に水を入れると、空のコップとは音が変わることや入れる水の量によっても音の高さが変わることに気付きました。
子どもは、2つのコップに水を入れ、高さの異なる音をつくりました。それらをたたきながら、音楽をつくっていきました。初めは1人で表現していましたが、その日の活動の終盤、仲間の音楽と合わせました。次の時間、子どもは仲間と共に、複数のコップでリズムを打ち、それらをつなげたり、重ねたりしながら音楽をつくりました。子どもは、音楽の終わりを表すリズムもつくり、仲間が足で床を踏み鳴らす音を合図に、そのリズムを表現しました。「せーの」で表すことや、音楽の終わりを表す音を入れ、タイミングを合わせることで、仲間との音楽をつくり変えていきました。子どもは、新しい音楽ができると仲間にその音楽を聴いてもらいたいという思いをもちました。仲間に囲まれる中、つくった音楽を披露すると、仲間からは拍手が起こりました。
子どもは、次のようにふり返りを書きました。
「今日、ドレミで『雨のしずく』と言うきょくを作りました。すごく楽しかったです。4年2組に発表しました。すごく緊張しました。でも、普通にできたので良かったです」
「今日は、練習したオリジナル曲を発表して演奏しました。発表する前、〇〇は急だから緊張して発表したとき、このチームみんなに集まってものすごい緊張しました。練習してる時最後の〇〇ちゃんが足でドンを合図で最後のコップのうえをトン!って最後の合図がちょっと合わなくて難しかったです」