ヨモギを使って
八重桜の葉を使って桜餅を作った子どもは、今度はヨモギをつかってお菓子を作りたいという思いをもちました。みんなに「よもぎを使ったお菓子、何がいい」と聞き、ヨモギ蒸しパンを作ることにしました。
作る物が決まると、ヨモギを採りに行きました。雨の中でしたが、「ここは柔らかいかな」「どのくらい採ればいいかな」とヨモギの様子や量を気にしながら採っていました。
翌日、学校でヨモギ蒸しパンを作りました。レシピを見ながら重曹を使ってヨモギをゆでてブレンダーでペーストを作ったり、薄力粉や砂糖の分量を量りながら水と混ぜて生地を作ったりしました。そして、最後は蒸し器で蒸して完成しました。作りながら、「よもぎのにおいがする」「おいしくできるといいな」と話したり、完成したヨモギ蒸しパンを見て、「おいしいの確定だ」と話したりしていました。
そして、青田川での活動に持って出かけました。「やっぱり青田川で食べるとおいしいね」とヨモギ蒸しパンを味わっていました。
子どもは作文シートに次のように書きました。
「今日、よもぎのむしパンをつくりました。楽しかったけどたいへんでした。よもぎをあらっている時、においがするかなと思ったけど、ぜんぜんしませんでした。ぜんぶまぜおえ、カップに入れます。その時が一番むずかしかったです。りょうが多かったり少なかったりして大くせんしました。さい後につくった人で食べました。おいしかったです。」
「今日、よもぎのむしぱんづくりをしました。楽しかったことはみんなと力を合わせて、作れたなって思ったことです。理由は、一人や二人で作るよりもたくさんの人数で作ったら、にぎやかで楽しく作れるからです。食べたときは、もう心ぞうが、ばっくんばっくんして、店で売れるんじゃない?やばいくらいおいしいって思いました。」
「今日は、青田川でボランティアの人と先生とみんなによもぎのむしパンを食べてもらったよ。『おいしい』と言ってもらえてうれしかったです。さくらもちもよもぎのむしパンもおいしかったから『わたしたちはりょうりのてんさいかな?』と思いました。○○ちゃんと○○ちゃんと○○ちゃんといっしょにみんなにくばりにいったよ。くばりにいったからかつどうしているときにそのばしょでたべられるからよかったかなと思いました。わたすのがむずかしいばしょにいたボランティアもいたけど、がんばってわたしたよ。○○ちゃんと○○ちゃんで1チームになってわたしてわたしと○○ちゃんで1チームになったよ。ほかにもなんかをつくりたいです。」