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学級の活動

6月6日 高田本町商店街の店をインタビュー①

6年1組 創造活動 2024/06/09

5月30日の出店活動の後、子どもは、商品の販売やお店紹介(案内巡り)、チラシ配りなど、様々な立場から感じた「店を開くこと」について話しました。また、その話合いの中で、これからしていきたい活動やしていくべき活動についても語っていきました。様々な考えが話される中、「私たちはもっと高田本町商店街を知る必要があると思う」と話す子どもがいました。子どもは、これまでの活動で「昔と比べて高田本町商店街に来る人の数が少なくなっている」「商店街の人たちは、もっとにぎわってほしいと思っている」といった言葉を商店街の方々から聞いており、それが商店街が抱えている課題だととらえてきました。一方で、高田本町商店街にあるお店を一括りにして「高田本町商店街は○○だ」ととらえ、実は一つ一つの店のことを詳しく知れていないということにも気付きました。そこで、「まずは商店街にある1つ1つの店のことをよく知ることが大切。知ったことを基にして次の活動を決めていこう」ということになりました。6月6日は、そのインタビュー活動の第一弾として、約30店舗ある「百年老舗」を訪れました。子どもは、「店の創業や歴史を教えてください」「看板商品は何ですか」「なぜ高田本町商店街で店を続けるのですか」「高田本町商店街がどうなってほしいですか」といった質問をしました。

子どもは、「高田本町商店街の百年老舗をインタビューしました。まず最初に栄喜堂さんをインタビューしました。栄喜堂さんの看板商品は、瓦せんべえでした。瓦せんべえは、あまり見ない小麦と卵で作っているそうです。店を始めたきっかけは、初代の人が関西へ行ったときに小麦のせんべえが美味しくて、自分でも作ってみたいと思ったことがきっかけだったそうで、知れてよかったです。売れている商品は瓦せんべえとみたらし団子で、みたらし団子が栄喜堂さんにあることは知らなくて、サンプルを見たらすごく美味しそうでした。今と昔で変わったところは、本町の店が少なくなったと言っていて、自分もそう思いました。本町で店を続けている理由は、小さい子どもが5年後とか、10年後とかに本町に来て、『まだあるんだなあ』と昔を思い出してもらいたいということと、創業が108年ということ、初代の人の修行先の店が栄喜堂で、それが名前の由来となり、今でも本町でずっと店を続けていることなど、いろいろ知らなかったことを聞けてよかったです。」

「私は、1つめに藤作へ行ってインタビューしました。一つ一つ丁寧に手を抜かずに作っていると聞いて、すごいと思いました。そして、2つめに片桐呉服店へ行きました。一人一人のお客さんを大切にしたり、商店街が残ってほしいと強く思っていたりして、商店街が大好きなんだなと思いました。そして、他にも質問していて、歴史の話になっていくと、本町商店街の昔のマップみたいなものを出して、見せてくれました。今、道があるところに道がなかったりしました。そして、昔の商店街がどういう感じだったか、にぎわっていた時の写真を見せてもらったら、道は、道路もふくめて、今の5分の1くらいの細さで、人数はすごく行列になっていて、今の何十倍も人がいました。そして、昔は人も住んでいて、テナントも今よりも少なかったらしいです。今の商店街が昔の商店街にできる限り近づいて活気が少しずつ出てきたらいいなと思いました。」

「大杉屋の宮越さんの話で特に印象に残ったことは、今と昔で変わったことです。昔は、とにかく商品を作れば売れたけど、今はたくさん同じものを作っても、あきられてしまうということです。だから、季節ごとにオリジナル商品を作らないとおいていかれてしまうからとても大変だと話していました。あと、なぜ店を始めたのかを聞くと、もう四百年前だから何でかは分からないけど、甘い物でみんなを喜ばせたいという思いと、お客さんのニーズを大事にしていく中で、米もたくさんあるから、あめを作ってみようというのが始まりだったかもしれないと話していました。僕も確かにそうかもしれないと思いました。この話を聞いて、僕たちがやったおもむくニコニコ商店で、人に本当に喜んでもらえたのかなと思いました。あと、絵看板めぐりで人がたくさん来たかと聞くと、『人がたくさん来たというよりも、絵看板に興味をもってくれた人がたくさんでき、道が楽しくなった」と言っていました。また来て質問したいと思いました。」

と作文シートに書きました。