やさしくひっぱってもうごいてくれる
創造活動の時間に、きのうのミケやメロンがどんな感じだったと教師から尋ねられると、「ミケはたったかまきばの最後、怒っていた」と話す子どもがいました。「どうして怒るんだろうね」と教師が返すと、「無理矢理引っ張るから」「引っ張ると怒ることが多い」と話しました。一方で、「引っ張っても怒らないことがある」と話す子どももいました。その子どもに、実際に教室でやってもらうとほんの少しの力でリードを引っ張っていました。仲間から「本当に動くの?」と聞かれると、「動くよ」と返しました。そこで、外に出て実際に見せてもらいました。
ミケのリードを持ちながら、お散歩しているとクローバーのところでミケが立ち止まって食べ始めました。少し食べてもらった後、再びお散歩しようとした時に、実際にリードを引っ張りました。「顔を上げて、顔を見るといいんだよ」と話しながら、何回も弱い力でミケに振動を与えていました。すると、ミケは歩き出し始めました。しばらく、歩き続けた後、また立ち止まると再びやって見せてくれました。やはり、ミケは歩き始めます。その様子を見た仲間は、「本当だ」「○○さん、すごい」と言っていました。
そして、「ぼくもやってみたい」と話した子どもは、ミケのリードを持って引っ張り始めました。しかし、なかなか難しいようで、すぐにはできないようでした。
この日の作文シートには、次のようなことが書いてありました。
「きょう、たったかまきばをしたよ。ミケのりいどをやさしくひっぱったらうごいてくれたよ。ミケのりいどをもったよ。」
「きょう、たったかまきばをしたよ。めろん、りいどをつけてくれたよ。みけとめろんでおさんぽしたよ。みけとめろんが50めえとるそうをしたよ。(中略)みけはたべてるときに○○さんがちょぴっとひっぱってうごいたよ。」