実践外国語科「推しゼリフ」
実践外国語科「推しゼリフ」では、マンガのセリフに着目する活動を行っています。
英訳された日本のマンガを見せると、子どもは「なんてセリフだろう?」「俺知ってる。ワクワクだよ」などと話しました。そして、子どもは自分の記憶を辿りながら原作のセリフを考えたり、翻訳機能で英語を和訳したりしていました。マンガの英訳や和訳をしていくと、子どもは「俺の好きなマンガのセリフって、どんなふうに言うのだろう」と思いをもちました。
そこで子どもは、家から自分の推しのセリフがあるマンガを持ってきて、英訳をしました。子どもはそれぞれに自分が選んだマンガの選んだセリフを英訳する中で、日本語と英語のセリフの長さの違いや、翻訳機によって複数の訳が出てくること、英訳をさらに和訳すると大きくずれてしまう場合があることなど不思議に思うことを話しました。
また、別の日の活動では、「奇跡ナメんじゃないよぉ」という日本語のセリフを複数の翻訳機能で英語にしてみました。すると、「やっぱり、それぞれ違う意味になるんだけど」、「出てきた英語、日本語よりめっちゃ長いね」と話しました。また、その英語をキャラクターのようにポーズを付けながら言う子どももいました。
子どもはこの日の振り返りで「今日の推しゼリフでは、『奇跡ナメんじゃないよぉ』を英訳してみました。翻訳機にかけると、google翻訳だとIt’s not a miracle.ってなって、他の翻訳だとDon’t underestimate miracles.となりました。〇〇に聞くと、It’s not a miracle.は奇跡じゃないってことらしくて、ちょっと原作とずれている感じがしました。でも、そもそも翻訳機によって全然違うのが不思議で、どっちがあっているのか確かめたいです。それともそもそもどっちも合ってないのかも」と書きました。