実践外国語科「Create Japanglish」
4年生「Create Japanglish」では、子ども自身がつくった英語または英語に似ている言葉を意味するJapanglishとかかわり、活動をしています。子どもは、南アフリカ出身のStephと借り物競争をしました。
子どもは教室の中にもとからあるものや、教師の用意したものの中から、お題に沿ってStephに伝えて、取りに行ってもらいます。今回はジェスチャーはしないようにすることを条件にしているため、自分の知っている英語のみで、伝えるしかありません。
雑巾がお題になったグループの子どもは、Stephに「white white!」と伝えました。ですが、教室にある白いものは無数にあるので、なかなか伝わりません。時間切れとなり、子どもはどうすれば伝わるかを考え、「四角だったら俺言える。white squareでいけそうじゃない」と話しました。それでもStephには伝わらず、ケースや筆箱など、雑巾以外の白くて四角いものと誤解されてしまいます。
そこで、子どもは「掃除のときに使うから、cleanerって言えばいいんじゃない?」と考え、仲間に伝えます。3回目「white square cleaner」で伝えると、Stephは雑巾を持ってきて、「You mean this?rag?」と尋ねます。
子どもは「それ!Yes!」と言いながら、Stephとハイタッチしました。
子どもは振り返りの際、「最初はうまく伝わらなかったけど、分かる言葉を伝えていったら、Stephに伝わった。伝わったとき、すごく嬉しかったし、一発で伝わるにはどうすればいいかなって考えるようになった」、「やっぱ短いと、教室にもいっぱいあるから難しいけど、特徴を長く言えれば、絶対うまくいくと思う。Stephさんも伝わると嬉しそうだったし、私も嬉しかった」などと話したり、振り返りに書いたりしました。子どもは活動を通して、言いたいことが仮に英語で分からなくても、色や形やそのものができることなど特徴を伝えることで伝わることを感じ、他国の方とよりコミュニケーションをとりたいと考えていました。