KOあそび
2階建ての家に付けられたすべり台を下から登り始めた子どもがいました。すべり台の勾配がほどよく急で、「裸足の方がすべらなくていいんだよ」と話し、裸足で登っていました。
2階にいた子どもは、登ってきた子どもを登らせないようにし始めました。その様子を見ていた下にいた子どもは、登っている子どものお尻を支えて、「行け-、行け-」と話しながら登れるように後押ししていました。何とかして2階に登ると「登れたぞー。交代だよ」と言い、2階にいた人と交代しました。そして、次の人が2階に登ろうとすべり台を登っていました。
子どもは、この遊びを「KO遊び」と呼んで楽しんでいました。「引っ張ったり、落ちて滑ったりするのが楽しい」「2階に登るために協力するんだよね」と話していました。また、「怪我にも気をつけていきたい」という話もしていました。
この日の作文シートには次のようなことが書いてありました。
「今日、のびのびみちまちでKOあそびをしました。たのしかったです。きょうも、とてもたくさんの人がきてくれました。きょうは、ぼくと○○くんがさいしょのボスでした。2回おとされました。ひっぱるときは、どんどんおして、3回か4回のぼれました。いっぱいのぼれてうれしかったです。(中略)きょうはすべりだいがこわれたのですべりだいをもっとがんじょうにして、よこのかべをもうちょっとたかくしておちないようにしてから、チケットをつくるよていです」
「今日、KOあそびをしたよ。やった人は、○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○、○○とやりました。KOあそびは、下の人が上にいくあそびです。下の人が上にいったらおにがこうたいです。それでぼきは、三回おにになりました。KOあそびにけっこう力がいるからたいへんであと、上の人がいくじゃまをするからけっこうたいへんです」