初めてつくるものはお客さんに出せない
子どもは、1学期の創造活動で、他の学年や隣の学級の仲間をできたてキッチンに招待しました。
みたらし団子や大判焼き、パンケーキ、ピザ、おにぎり、焼きおにぎり、アイスキャンディー、かき氷、リンゴ飴、レモネードなど様々なものをつくり、来てくれたお客さんに味わってもらいました。
夏休み明けに、これからの活動に向けて話をしました。
「夏にたくさん取れた野菜が季節によってどんどん変わってくる。季節の野菜を使って料理をしたい」
「夏休み中にわらび粉を使ってわらびもちをつくったら冷たくておいしかった。できたてキッチンでもつくったり、みんなに味わったりしてもらいたい」
「前にうどんの麺をつくった時、麺の形が崩れてしまった。もう一回手づくりのうどんに挑戦してみたい」
「1学期はピザなどの焼くものをつくることが多かった。2学期は焼くだけでなく、カレーパンやコロッケなど揚げるものもつくってみたい」
子どもは、これまでの創造活動や家庭での体験を思い出しながら話をしていました。
さらに話を続けると、他の学年の仲間をできたてキッチンに招待することについて話題が出てきました。
「招待は続けたい。でも、初めてつくるものはお客さんに出せない」
「オープンの準備にすぐに入るのではなくて、自分たちで味を確かめておいしいと納得してからお客さんに出したい」
「コツをつかむことが大切だと思う。コツをつかんで上手につくった方がお客さんにとっていいと思う」
「1学期につくったものをもっとおいしくして、その後に招待をしてみんなにおいしいと言ってもらいたい」
子どもの思いから、自分たちでつくって味わうことを続けながら、コツをつかんだり、味に納得したりしたものをお客さんに出していくことが決まりました。
さっそく子どもは、1学期に自分たちがつくったものを確認したり、新たにつくりたいものを調べたりしました。