学級の活動

米を炊く

火を起こし、野菜や食材を焼くことの楽しみを味わってきた子どもは、米を炊いて食べてみたいと願いました。

子どもは、家から２合の米を持って来て、フライパンで炊くことを考えました。米を水に浸した後、蓋付きのフライパンをかまどにセットし、火を起こし始めました。しかし、火があまり起こらず活動時間が終わってしまいました。子どもは、翌日に再び挑戦することにしました。

この日、子どもは、火を大きく育てたいと考えていました。米を炊くときの火力は、いつもより大きく、長く保つ必要があるため、大きな薪を加えていきました。時々、フライパンの蓋を開け、まだ水が残っていることを確かめたり、米の炊き方が書かれた本『サバイバル大全』をそばに置き、時間を測ったりしました。水分がなくなると、かまどからフライパンをはずし、蒸らしの時間を測りました。

いよいよ蓋を開け、仲間と食べることにしました。家から持ってきたのりに包んで食べたり、皿の数が足りず、手づかみで食べたりしていました。味付けをしないままのご飯でしたが、仲間と一緒に食べ、自然と笑顔になっていました。