竹筒ごはん・パン作りに挑戦
子どもは、7月に正善寺で行うデイキャンプにおいて、竹筒ごはん・パンを作って食べたいという願いをもっています。そこで、子どもは、当日の竹筒ごはん・パンを成功させるため、学校で作る練習をしておきたいと考えました。
以前の正善寺へのお出かけで切っておいた竹を加工し、6月29日に、実際に作りました。まずは、洗った竹に研いだ米やパン生地を入れました。竹は、フタを開けてできたスペースが限られているため、米はこぼさないよう、パン生地はちょうどよい大きさにして入れていきました。
外にブロックを準備し、火を焚きました。子どもは、火おこしにとても苦労しました。井桁の形に木を組み、そこに新聞紙や細い木の枝を入れてたくさん団扇で扇ぐことを繰り返し、ようやく火がつきました。苦労してついた火が消えないよう、火の様子を見て薪を足したり、団扇で扇いだりしました。
竹筒を熱していくと、竹から水がシューッと出てきたり、焦げたりしてきました。子どもは、竹筒の様子を見ながら、「そろそろいいかな?」「もうちょっと焼いた方が、米が柔らかくなっていいんじゃない?」と、出来上がりを想像しながら取り組んでいました。
フタを開けると、白いご飯が現れました。「おこげみたいなのができてる」「ちょっと固いな。でも、けっこううまい」などと、口々に感想を言いながらどんどん食べていました。ご飯チームは当日に向け、「水の量を増やすこと」「水がこぼれにくいように、フタを開ける位置をもう少し上にすること」などの改善点を見付けていました。
パンチームの竹筒では、真っ白いふわふわのパンが出来上がりました。子どもは、「外はカリッ、中はふわっとしてる」「おいしい!」と喜びの声を上げていました。パンチームは、当日に向け、「もう少しパンを大きくして、ふっくらさせる」という改善点を見付けていました。
子どもは、作文シートに次のように書いていました。
「ぼくは、竹筒ごはんを作りました。水ばんで竹のよごれを落しました。ぼくがはじを洗っているとき、まず、ハプニングがありました。ひびが竹に入っていました。次に米をとぎました。ボウルに水と米を入れて混ぜ、にごったら水をかえます。これを3・4回くり返しました。水が通るくらいのすき間をあけると、水を捨てやすいです。次に火を起こしました。マッチは、1回に1~2こ入れました。新聞紙を入れると、たくさんもえるので、使うなら最初の方が有効です。火をかくにんするなら、上から見れば分かりやすいです。ごはんをたく時間は45分くらいでした。おこげがすごくおいしかったです。本番はせいこうしたいです」
「今日、6月27日にやる予定だった竹筒ご飯とパンを作りました。ぼくがえらんだパンの作り方は、『①生地を前日に作っておく』『②一日ねかせる』『③竹筒のふたと中身を洗う』『④生地を丸める』『⑤かまどを作って火をおこす』『⑥かまどの上に竹筒を置く』『⑦やけているかかくにんする』『⑧火から竹筒をはなす』『⑨かくにんして、できあがり』です。うまくできたところは、竹から汁が出てきたときに、はなしたのが、うまくいきました。次からこうすると、できそうな点は、もうちょっと大きくすると、ふっくらな感じでできそうです。というわけで、ついに竹筒パンできあがり~♪さっそく食べると、上はカリカリで中がふわふわだったので、とーーーっても、おいしかったです」