焦げすぎないようにするのが大切
髙野醤油味噌醸造店を訪れた翌日に、ヤマタカ醤油とヤマタカ味噌を使って焼きおにぎりをつくりました。
ヤマタカ醤油は、木桶で仕込んだ諸味(もろみ)そのものを絞った「一番しぼり醤油」と、しぼり糟をお湯に戻して再度しぼる「二番しぼり醤油」の2種類を使いました。
ヤマタカ味噌は、「1年仕込み味噌」、「2年仕込み味噌」、「3年仕込み味噌」の3種類を使いました。
「3年仕込み味噌」は,3年以上木桶で熟成させた味噌で、色が濃くなってほとんど黒色に近くなります。
まず、子どもは、使ってみたいヤマタカ醤油やヤマタカ味噌を選びました。
そして、炊きあがったご飯に醤油や味噌をぬって焼きあげました。
おにぎりをフライパンで焼くと、醤油や味噌のいいにおいが漂ってきました。
子どもは、焼きおにぎりをひっくり返しながら、「焦げすぎないようにしないと」、「もう食べごろかな」、「早く食べたい」と話をしました。
子どもは、作文シートに次のように書きました。
「今日は、やきおにぎりをつくりました。つくりかたは、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ1、ごま油小さじ2、ごまひとつまみ、みそをかきまぜて、たれはかんせいです。そして、ごはんはすきなりょうでいいです。それで、たれをぜんたいにはけでつけます。そこから、よわ火でひっくりかえしながらちょっとやきめがついてきたら火をとめます。それで、食べてみたらめっちゃくっちゃおいしくて、ごま油がちょうどよくて、みそとしょうゆもちょっとあまくて、すごくあじがちょうどいいあじでした。しかも、スーパーとかでうっているやきおにぎりとは、ちがうおいしさでした。なんか、手づくりってスーパーにうっているおいしさとちがうあじになって、こんなあじがつくれるんだなとおもいました。」
「今日、〇〇と〇〇といっしょにやきおにぎりをつくりました。おうちでもみそでつくったことがあるけど、今日はみそのやつと、しょうゆのやつをつくりました。つくるときに気をつけることが一つありました。それは、ちょっとこげてもいいんだけど、こげすぎないようにするのがわたしはたいせつだと思いました。そして、それを気をつけながら、やいていきました。(中略)そして、しょうゆのあじとみそのあじを食べました。そしたら、しょうゆのほうがおいしかったから、こんどおうちで食べるときはしょうゆあじにして、わたしがつくってやいていもうととおとうさんとおかあさんに食べてもらいたいです。(それくらいおいしくできて、よかったです)」