３月７日（火）お片付けしたくない
みんなで相談して決めた、お片付けを始める日がやってきました。
「お片付けはしたくないけれど、このままにしておくわけにはいかない・・・だけどやっぱりお片付けしたくないなぁ」
と話しながら、電動ドライバーを持って原っぱへと向かいました。
今まで大事にしてきた、つくえ、いす、ハウス、キューブハウス、キラキラブルーハウスを見つめ、１つ１つビスを抜いていきます。
ハウスは、波板、屋根、壁と解体していきました。
柱だけになった時、「なんだかなつかしいな。昔にもどった気持ちになった。」と話す子どもがいました。
「そうだね、こうやって作っていたんだよね。」と話し、ここで給食を食べたり、おでんをしたりしたことを話しました。
柱がとれ、山盛りになったビスを見て「こんなに付けていたんだね。」「すっごい丈夫につくったよね」と話しました。
次に、キューブハウスの片付けをすることにしました。
屋根に上がって波板を外していく中で、「そういえば、屋根に上がったらすごい風が強い日に屋根を付けたのを思い出したよ。」と話す子がいました。
天気が悪くても、どうしても今日、完成させたいと、屋根を付けた日のこと、
仲間と一緒にお料理をしたり一緒に給食を食べたりしたことを話しながら、お片付けをしていきました。
そして次は、キラキラブルーハウス・・・と向かった時、キューブハウスを囲う子どもがいました。
「やっぱり片付けたくない！」
「守るぞ！」
そう話し、片付けたくない自分の気持ちを話しました。
「せめて思い出に写真を撮って欲しい」と、一緒に活動したかかしさんも連れてきて写真を撮ることにしました。
そしてそれから、「・・・よし、じゃあ、やろっかぁ」と、電動ドライバーを手にビスを１つ１つ外していきました。
少しずつ板が外されていき、キラキラブルーハウスの木材が片付いた時、原っぱを見た子どもが、
「なんか、変な感じがする。」「ずっと一緒にいたキラブルがいなくなっちゃったって感じがする。」と話しました。
そして、「寂しい。せめて、机はこのままにして、ここで給食を食べたいな」と話し、一緒に給食を食べることにしました。
３学期も終わりになり、畑でつくってきた自分たち楽しみを見つめていました。
