チャコを見おくる
2月8日(水)はチャコが牧場へ帰る日でした。
子どもは、「今日はチャコと一緒にいたい」「チャコに乗りたい」「明星さんに手紙を渡したい」と、したいことを話して活動を始めました。
チャコと散歩をしたり、ご飯をつくったり、小屋のボロ取りをしたり、明星さんへの手紙やチャコへのプレゼントをつくったりしました。
雪が溶けたことで、のりのりカーやのりのりチャコちゃんカー、キッチンカーを動かすことができることに気付き、久しぶりにくるまでも一緒に散歩しました。
「あと20分でトラックが来るね」
「あと10分くらいだね」
と、迎えのトラックがいつ来るかを気にしながら活動していました。
子どもが「チャコちゃんおにごっこをしようよ!」と声をかけたことで、多くの子どもが集まり、チャコちゃんおにごっこが始まりました。
そして、迎えのトラックが到着しました。子どもは、牧場の明星さんに手紙を手渡したり、明星さんと一緒に散歩をしたりしました。
すると、チャコが落ち着かなくなり、後ろ足を蹴り上げながら走り出しました。
子どもは、「チャコ、どうしたの。もしかして牧場に帰りたくないの」「もっとみんなと一緒にいたいんじゃない」などと話したり、チャコに声を掛けたりしました。
前日までの散歩コースとなっていたグラウンド側の門まで一緒に歩いた後、トラックへ向かいました。
「チャコバイバイ」「また牧場に会いに行くね」と声をかけたり、チャコをなでたりして、チャコがトラックに乗るのを見守りました。
チャコがトラックに乗ると、子どももトラックに乗り込み、チャコに声をかけたり、なでたりし続けました。
そして、トラックの荷台が閉まりました。
「チャコ、またね!」と声をかける子どももいれば、じっとトラックを見つめる子や、涙を流しながらトラックを見送る子もいました。
子どもは、出発するトラックを追いかけて走り出しました。
教室に戻り、今思っていることについて話しました。
子どもは、
「チャコが牧場に帰っちゃって、すごくすごくさみしい」
「かわいくて大好きだから行って欲しくなかった。ずっと一緒にいたかった」
「さいごに、したかったお散歩ができてよかった」
「いままでたくさん遊べてよかったし、チャコとの思い出があるから大丈夫だと思う」
「チャコはキックしたり顔をブルブルしたりして、帰りたくなさそうだった。みんなともっと遊びたかったんだと思う」
など、様々な思いを語りました。
子どもは、作文シートに、
「わたしは、さみしかったです。チャコがぼくじょうへかえったらすごくすごくすごくさみしいです。かんがえているのは、またチャコがきてのりのりランドをしたいです。チャコはかえりたくなさそうでした。チャコはすごくジャンプをしていたのでかえりたくなさそうでした。きょう、チャコとさいごのおさんぽをしました。チャコちゃんおにごっこをしました。わたしはおにになりました。チャコが○○くんをタッチしました。」
「ぼくは、とってもかなしかったです。すこし、なみだがでました。でも、かわいいチャコちゃんと、いままで、たくさんあそべてよかったとおもいます。こころに、あそんだことや、びっくりしたことを、ぜったいわすれません。4月は、チャコちゃんをすこしこわがっていて、にんじんをあげるのには、ゆうきがひつようでしたが、もうそんなにこわがることはなくなりました。もう、こつもつかんだし、チャコちゃんのまえにすわっても、こわくなかったです。それは、ずっと、チャコちゃんといっしょにいたからだとおもいます。まだまだチャコちゃんとあそびたいきもちも、やまやまだけど、いままであそべてよかったです。サプライズはせいこうしてよかったです。」
と書いていました。