雪の中のおさんぽについて
雪が降り積もっている原っぱやグラウンドで、子どもはチャコと散歩をしました。
「すごい!雪の中でもどんどん進むね!」「やっぱりチャコは雪が好きなんじゃない」などと話しながら、雪の中を進んでいくチャコを追いかけながら散歩をしていました。
しかし、さらに雪がたくさん降り積もると、チャコは足が雪に埋まってしまい、飛び跳ねながら雪の中から出て行きました。
その後、チャコはなかなか雪のある方へは進んでいかなくなりました。
そのことについて、学級の仲間で話し合いました。
子どもは、
「『はまっちゃった~』って思っているんじゃない」
「なんか、歩きたくなさそうに見えた」
「雪の中を自分から歩いてたから、楽しそう」
「夏は暑くていやだったけど、冬になって、雪が降ってうれしいんだと思う」
「雪は好きだけど、『降りすぎ!』って思ってるんじゃない」
などと、チャコがどう思っているかについて話しました。
外に出ると、チャコと散歩を始めた子どもは、
「原っぱに行きたい」「また一緒にグラウンドで散歩したい」
と話し、原っぱやグラウンドの雪のある方へ散歩しました。
しかし、チャコは積もった雪の前で止まってしまいました。
子どもは、
「チャコちゃん、大丈夫だよ。ほら」と声をかけて促したり、
「にんじんを置いてあげれば進んでくれるんじゃない」「馬装を付けたら歩くモードになると思う」と話していろいろな方法を試したりしながら、チャコを雪の方へ誘いました。
少し雪の中へ進みましたが、戻って除雪された道を散歩しました。
子どもは、作文シートに、
「チャコはあるきにくそうだなと思いました。でも、みちをつくればいけます。グラウンドにいこうとしたらうごきませんでした。ちがうみちでもだめだったので、はらっぱへいきました。チャコは一回うもれたから、うもれたくなくていきたくなくなっちゃったと思いました。」
「きょうは、グラウンドにいって、にんじんをあげたらすこしいきました。だから、はらっぱにもいってみたいです。もうすぐチャコがかえるから、おもいっきりあそびたいです。チャコといっしょにまたはしりたいです。」
と書いていました。