11月30日(水)あっぱれファーマーまつりをひらきたい。
11月15日(火)
「実は、お祭りをひらきたいと思っているんだ。」と話す子どもがいました。
仲間の言葉に「面白そう!」「いいかも!」と話が出ました。
話をしていく中で、なんで祭りなのかという話題になり、「祭りは、神様を祭っているからお祭りなんだ」「たくさん収穫できて嬉しいからお祭りしたいんだ」と話しました。
すると、何の神様がいるのだろう話す中で、
「野菜の神様じゃない?」「花の神様だっているよ」と話しました。
さらに、太陽の神様、水の神様、土の神様、ミミズの神様、蜂の神様、肥料の神様と様々な神様のおかげで育っていったのではないかと話し始めました。
そして、せっかくなら、やさいの日にしたいと、8や3,1つく日を選んで11月30日におまつりをひらくことにしました。
お料理をしたい、あっぱれ号をお神輿にすると楽しいかもしれない、歌やダンスもつくったらどうだろうと思いや願いが膨らんでいきました。
子どもは、
「お祭りをしたいっていってみんながいいねって言ってくれて嬉しかったよ。私は、お料理をしてみんなに食べてもらいたいなと思っています。」と話したり、
「ぼくはあっぱれ号をお神輿にするのがいいなと思いました。お客さんが乗れると面白いと思いました」話したりしました。
また、「私はあっぱれ号をお神輿にすることには反対です。あっぱれ号では、お野菜やお花が育っているからです」と話したりしました。
それから、少しずつお祭りのことが話題になっていく中で、「まだ僕たちのお野菜を食べていない他の学級の友達や先生方もお祭りにお招きして一緒に楽しみたい」と話す子がいました。
仲間の話を聞いて、
「全校を呼んでしまうとお野菜が足りないのではないか」、「畑にいるお花やお野菜が踏まれてしまうのが心配だ」と話しました。
そして、お祭りで食べてもらいたいお野菜を話していくと、大根、ネギ、白菜、キャベツ、ブロッコリーなど様々なお野菜が収穫できそうなことが分かりました。
また、踏まれないようにレンガで囲んだり、道がわかるように片付けたりするといいと思う。あとは、お客さんに声をかければいいのではないかと話しました。
そして、全校をロング昼休みの前半と後半に分かれて呼ぶことになり、ポスターをかいて、それぞれの教室にいって、お祭りの連絡をしました。
連絡を終えて教室に帰ってくると、
「絶対行くよといってくれて嬉しかった」
「食べるの楽しみにしていたんだと言われたよ」
「どれくらいの人が来てくれるか楽しみだな」と話しました。
11月30日は朝からお祭りのことが楽しみで仕方がないと話す子がいました。
「せっかくなら、ハーバリウムを作ってプレゼントしたいな」、「一緒にハーバリウムをつくれるようにするのもいいかも」と、お祭りに向けて準備をしました。
「やっぱりお祭りの朝に取れたてのお野菜を食べた方が美味しいと思う」と、様々なお野菜を収穫し調理をする子どももいました。
そしていよいよお祭りが開かれるロングお昼休みがやってきました。
給食を食べ終わると、もう畑にはお客さんがたくさんきて行列になっていました。
慣れた手つきで、キャベツや白菜の味噌汁、大根と白菜のおでん、野菜炒め、大根のピザ、ほうれん草のごま和えなど思い思いの料理を作って、来てくれたお客さんに「どうぞ」と渡しました。
作文シートには、
「お客さんからの『めっちゃ美味しい!』『あたたかいのがいいね』『前から食べたいと思っていたから嬉しい』といってもらえてうれしかったし、やってよかったと思いました。最高の日になりました。あ、でも、自分で食べるのをすっかりわすれてました。次は私も食べたいです」と書いていました。