リードをつけないでおさんぽしたいな
毛刈りを終えた後、ミミとショコラの姿だけでなく、様子に変化を感じる子どもがいます。
「グラウンドに行っても、サーカス(すなあび)しなくなったよね」「体がすっきりして涼しそう」「今日は、10回も走ったよ」
そんなミミとショコラの姿に、前よりも楽しく過ごしてる気がすると考えた子どもが「リードをつけないでおさんぽしてみたい」と話しました。
子どもは、立ち止まっている時にミミとショコラのリードを外すことはあっても、リードを付けずに前庭のおうちを出ることはしたことはありませんでした。
「どこか行っちゃったらあぶないよ」「どうろに出ちゃったらどうしよう」「一緒に走れば大丈夫だよ」「楽しそう、やってみよう!」
そして、初めてリードを付けずにおさんぽを始めました。前庭のおうちを出て数歩歩くと・・・
ミミとショコラは、勢いよく原っぱの前の道を通り、グラウンドへ走っていきました。
グラウンドでも走り続け、門の近くに来ると立ち止まりました。後から追いついた子どもはそっと、ミミとショコラの首を撫でながら「びっくりした!」と言いました。子どもは、グラウンドで何度も走るミミ、ショコラを追いかけたり、横に並んで一緒に走りました。その様子を見て、子どもは「アルパカさんオリンピックだ!」と話しました。
そして、家に戻ると、用意したご飯をもぐもぐ食べるミミとショコラの様子を見ながら、「いっぱい走っておなかすいたね」「もどってこれてよかった」と話しました。
その日、子どもは作文シートに次のことを書きました。
「きょうのおさんぽでミミとショコラのリードをはずしたよ。ミミは、リードをはずしたとき、すごくうれしそうにしてたよ。ショコラはリードをはずしてよろこんで、すごくいっぱいあそんでたよ。ミミもはしりながらくびをふって、ショコラとならんでいっしょにいてかわいかったよ。ショコラがはしるとミミがちょっとたってからはしるから、リードをはずすとよろこぶからまいにちリードをはずしたいよ」
「きょうにおさんぽでミミとショコラのリードをはずしたよ。きょう、リードをはずしてどうろにいきそうだったよ。しかもそこではしったからすごくあぶなかったよ。リードをはずしたらたぶんミミとショコラがどうろにはみでるとおもったけど、きょうはならなかったよ。きょう、おさんぽのとちゅうでリードをつけたよ。それで、みんながひっぱったら、ミミがうしろあしでけってたよ」