「かぎ」はどうして消えた?
3年1組
実践教科活動
2025/06/10
「まいごのかぎ」(斉藤倫著)という物語と出あった子どもは、「りいこが画用紙に描いたのに消してしまったうさぎが、最後に現れたのはなぜだろう」「最後に鍵が消えたのはなぜだろう」「お話の題名は、『まいごのかぎあな』ではないか」と話しました。また、「ぴったり合う鍵穴がなかったから、迷うお話だった。何の鍵だったのだろう」と感じました。
子どもは、これらを問いとして、演じながら解決していくことにしました。
主人公の「りいこ」になった子どもは、ランドセルを背負って、桜の木の鍵穴に鍵を差す演技をしました。桜の木の役の子どもは、口を開けて鍵穴をつくりました。そして、「みんなと遊びたいな」とセリフを言いました。物語を結末まで読んで、桜の木の本当の気持ちを考えた子どもは、それをセリフにしたのです。
子どもは、結末でうさぎが現れた理由について、「りいこがうさぎのことを思い出したからだ」「りいこが、うさぎも生きているという大切なことに気付いたから」と話しました。そして、鍵が消えたタイミングとうさぎが現れたタイミングが同じことから、「うさぎの鍵だったのかな」「りいこが最後にすっきりしたから鍵が消えたんだ」と話しました。
子どもは、演じて感じたことを基に、紙粘土で「まいごのかぎ」を表しています。