ミミがつばをはくよ
最近のミミ、ショコラの様子を話していく中で「ミミがちょっとこわくなっちゃった」と話した子どもがいました。そのわけを聞いてみると、子どもは「ミミに近づいてたらね。ぺって、唾を吐かれたの」と話しました。すると、他の子どもも「おれもあったよ!」「ミミがくびだけ後ろを向いたときは、吐く合図だよ」「ショコラはあんまり吐かないんだけど、ミミだけどうしたのかな」と話しました。そこで、ミミが唾を吐くときはどんなときなのか子どもに聞いていました。子どもは、次のことを話しました。「おしりをさわるとはくよ」「みんなでさわりすぎなんじゃない」「みんなが引っ張るときだよ」「背中に座ると」など話しました。
子どもは、ミミが唾を吐くのは、嫌なことがあった時やこわい時の合図だと話しました。そこで、きょうのおさんぽでのミミの様子をよく見てみようと、外に出かけました。おさんぽに出かけると、ミミとショコラが前庭とはらっぱの間にある道に座り込みました。
しばらくするとミミが立ち上がり、ショコラに近づいていきました。そして、ミミとショコラの顔が上下に重なり、顔がぶつかることを互いに嫌そうにする様子がありました。その様子を見た子どもは、リードを引っ張ってミミとショコラを離そうとしました。
すると、ミミとショコラが二人とも、上を向きながら唾を吐きました。
その様子をおさんぽの後に話題にすると、「ミミとショコラ、けんかぽかったね」「リードを引っ張ったのが嫌だったんじゃないの」「やっぱり、(唾を吐くのって)嫌だよ、こわいよ、って合図じゃないかな」と子どもは話しました。
子どもは、作文シートに次のように書きました。
「ミミとショコラがつばをはくのは、きにいらないときだとおもうよ。あと、ミミがすわっているときに、みんながさわって、つばをはいていたよ。いやだったんだね。でも、ミミ、ショコラだいすきだよ」
「ミミとショコラがつばをはくのは、やなことがあったときじゃない。あと、つばをはくのは、おなかがすいているからかな。きょうわたしがやったことは、おさんぽだよ。でも、きょう、とことこスポットがおわるときに、なにもしていないのにミミがつばをはいてきた。ミミがつばをはいてくるとき、なんかこわいよかんがするよ」
「ミミとショコラは、まえからでもうしろからでも、みんながちかくにいるときとか、いじわるしそうなときにつばをはいちゃうんだとおもいます。けど、ミミとショコラはたべることと、おさんぽすることがすきだとおもいます。あと、ミミとショコラはしずかがすきなのかな。すきなことをしたらいいんじゃないかな」