除雪することについて
2月に入ると、「るんるんレストラン」や「るんるんゆうえんち」に雪が降り積もりました。子どもは、「るんるんばし」からジャンプしてふかふかの雪の中に跳び下りたり、雪でやぎさんをつくったりするなどして、思いっきり雪遊びを楽しんでいました。
その中で、毎日、繰り返し「るんるんホテル」の屋根の雪下ろしをしたり、「るんるんゆうえんち」の遊具の除雪をしたりする子どもがいました。
雪があればあるだけ楽しいと感じている子どもがいる一方で、除雪をしている子どもにとっては、雪がこれ以上降り積もることは困ったことになると感じていました。
教師から「だれのために除雪をやっているの?」と聞かれると、子どもは「1年2組のみんなのため」と答え、みんなの中にだいチョコ、チョコ、ミルク、ミルクティーも入っていることを話しました。そして、「やぎさんがいっぱい遊んでいたし、思い出がいっぱいある。思い出を大切にしたいから除雪をしている」と話し、「遊具が壊れると思い出がなくなってしまう」と話しました。
子どもは、遊具が壊れると思い出がなくなってしまうのかを考えながら、だいチョコ、チョコ、ミルク、ミルクティーとの思い出を振り返っていました。
作文シートには、次のようなことが書かれていました。
「ゆうぐがこわれても、おもいでがなくなりません。りゆうは、ずっとやぎさんといっしょに、かつどうしてきたから、いつまでも、ともだちでずっと、かつどうしてきた日をたいせつにしたほうがいいとおもいます。いまはやぎさんが、いないけど、スエトシぼくじょうで、やぎさんがおもいだしているとおもうから、やぎさんも『いままでありがとう。』と、いっているとおもいます。やぎさんも、みんなも、ゆうぐで、あそんで、しあわせだとおもいます。だから、こわれても、おもい出が、いっぱいつまった、ゆうぐだとおもいます。」
「ゆうぐがこわれても、おもい出がなくなりません。だって、るんるんゆうえんちのゆうぐがなくなっても、じぶんのこころのなかでおぼえてられるかもしれません。でも、ゆうぐがこわれるとかなしいです。だって、やぎさんたちはいっぱいるんるんばしやすべりだいであそんでくれたからすこしかなしいです。だから、できればるんるんゆうえんちのゆうぐはなくしたくないです。るんるんゆうえんちにはやぎさんのおもい出がいっぱいあるからです。あと、るんるんゆうえんちのゆうぐがあったらやぎさんのことをわすれにくいです。あと、るんるんゆうえんちのゆうぐもこわれたらかなしいとおもいます。もしかしたら、るんるんゆうえんちのゆうぐの中にやぎさんの手がたとかがのこっているかもしれません。だから、できればとっておきたいです。」