レルヒ祭のプレゼン「おいしいと言ってくれてうれしかった」
子どもは、活動を共にする相澤さんや増田さんからレルヒさんのお話を聞いたり、一本杖スキーを見せてもらったりしてきました。そして、2月1日、2日に金谷でレルヒ祭が行われることを知り、お客さんに金谷での活動のことを伝え、金谷のよさを知ってもらいたいと考えました。
子どもは、前回のレルヒ祭のパンフレットを見ながらどんなことができるか考えました。すぐに出た意見は、料理を振る舞いたいというものです。4月の1回目の活動からずっと金谷で調理をし続けてきました。一番思い入れのある「みそ汁」がまず決まりました。さらに、これまでに調理してきた物を思い出しながら、つくりやすさやおいしさ、寒いときに合う料理がよいという理由から「さつまいもスティック」を振る舞うことに決めました。
料理以外のこともやりたいと考えた子どもは、チームの仲間とこれまでの活動を思い出しながら次のような催しを考えました。
「金谷ツアー」「レルヒさんクイズ」「レルヒさん顔出しパネル&パズル」「レルヒガールズ(『レルヒさんのうた』を歌って踊る)」「金谷のくじ引き」「金谷マップ&パンフレット」
レルヒ祭当日にこれらの活動をしたいことを、レルヒ祭実行委員長の庄山さん、上越観光コンベンション協会の奥村さんにプレゼンテーションをして、意見をもらうことにしました。
「金谷ツアー」をプレゼンした子どもは、庄山さんから「おすすめのコースはどこですか」「行った先で活動の思い出を話したらどうかな」「雪が降ったらどうしますか」「安全を考えて大人もついていった方がいいですね」とコメントをいただきました。
「さつまいもスティック」をプレゼンした子どもは、プレーン、塩、コンソメ、七味、カレーの味を用意しました。「味が多いとつくるのが大変でしょう。味をしぼったらどうかな」「七味がおいしいね」と感想をもらうと、子どもは「七味は大人が喜ぶと思って考えました。ビールが売れると思います」と答えました。
「みそ汁」をプレゼンした子どもは、季節に合わせてお餅を入れることを考えました。そして、「お餅が入っていて、とろとろしていておいしいね」「何食つくれますか。100食できますか」と感想や質問をもらいました。
それぞれのチームにたくさんの意見をもらいました。子どもは、次回の金谷での活動で、実際に調理をしたり歩いてみたりしたいと考えていました。
子どもは作文シートに次のように書きました。
「今日、レルヒ祭のプレゼンをしました。まず4、5、6げんにプレゼンの準備をしました。私は、おみそしるを作ります。だからその時間は、切れる物だけ切って、冷蔵庫に入れました。それからプレゼンで言う言葉などをかくにんしました。(中略)今回のおみそしるは、お餅を入れるのでドキドキしました。そして、しょう山さんと奥村さんが来ました。やさしそうだったので安心しました。私たちは、一番さいごだったのでよゆうをもって料理ができました。他の班を見ていると、けっこうこまかいなって思いました。そして、さつまいもスティックのチームを見ていると、『すごい!おいしい』という声が聞こえてきたので、私たちもそう言ってもらいたいなぁって思いました。そして、私たちの番がやって来ました。そして、食べてもらったら、『おいしい』や、『お餅がおいしい』と言ってくれたのでうれしかったです。だからお餅を入れてよかったなって思いました。レルヒ祭でもおいしいおみそしるを作りたいです。」
「今日のために、私たち金谷ブルーチームのプレゼンをあたためてきました。もう本っ当にきんちょうしました。私たちは、くじ引きをしたいと思っています。そして、リハーサルをして、ついにおく村さんと、しょう山さんが来ました。私たちは6番目に発表しました。すごくきんちょうして、ドキドキが止まりませんでした。説明をはじめて、おわりました。ちょっとかんじゃったけど、自分的によくできたと思います。『しつもんはありますか?』しょう山さんが『レルヒガチャに入れることは可のうですか』言いました。私たちは『はい。』と答えました。しょう山さんは、『そのけいひんのけんを入れたい』と言っていて、私がイメージしていたのは、『私たちのくじ引きけんを入れてもらえれば』と思っていました。なぜかというと、それでは『くじ引き』にならないからです。今度あらためてお手紙で伝えたいです。」