やぎさんとのおわかれ～いままでありがとう～
１２月２３日、だいチョコとチョコとミルクとミルクティーとのお別れの日でした。
４月１６日からおよそ８カ月間一緒に過ごしてきた４頭のやぎさんとのお別れの日、子どもは４頭のためにたくさんの野菜や果物を持ってきました。
大きな袋いっぱいに詰まった野菜や果物をサンタクロースのように背負いながら、原っぱへ向かいました。
持ってきたキャベツやニンジンを元気に食べるだいチョコ、チョコ、ミルク、ミルクティーに、子どもは「いっぱい食べていいよ」「今日はめっちゃくちゃたくさんあるから、好きなだけ食べてもいいよ」などと話しかけながら、その姿をにこにこしながら見つめていました。
雪が降ったり止んだりする中で、久しぶりのお散歩でした。雪がある原っぱを歩いていくと、やぎさんの足跡ができました。子どもは「だいチョコの足跡だよ。かわいいー」と言いながら、その足跡を踏まないようにして後をついていきました。
スエトシ牧場の藤原さんが到着し、「るんるんレストラン」「るんるんゆうえんち」で最後の時間を過ごしました。
藤原さんに４頭との思い出を話したり、用意してきたやぎさんへのプレゼントやメッセージを渡したりしました。
ミルクが「るんるんばし」の方へ登っていき、「最後に遊んでいるのかな？」と言いながら、ミルクを見守っていました。
お別れの時間になり、だいチョコ、チョコ、ミルク、ミルクティーを車へ連れていこうとすると、４頭はいつものようにお部屋に向かっていきました。
子どもは、「今日はこっちなんだよ」と言いながら、車の方へ向かおうとしますが、なかなか来てくれませんでした。ご飯をあげたり、お尻を押したりしながら、子どもは何とかして車まで連れてきました。
さみしいけれど、みんなで「バイバイ」と言いながら、４頭とお別れをしました。
作文シートには次のようなことが書かれていました。
「きょうは、やぎさんとのさいごの一日だけでした。かなしかったけど、だいチョコ、チョコ、ミルク、ミルクティーのみんなのおもいでができてうれしいです。えさをあげてたのしかったです。えさは、ミルク、ミルクティー、チョコ、だいチョコにあげました。でも、だんだんたべなくなったので、えさばこにいれておきました。けど、いっぱいたべてくれてうれしかったです。なにをあげたかというと、だいこんのはっぱだけです。だんだん、あしと手がいたくなってきたけど、そのままつづけました。おわかれのじかんになって、やぎさんをつれていこうとしたら、ぜんぜんこなかったけど、ちゃんときれくれました。やぎさんが車にのっているのを見て、○○は、ないて、○○くんと○○ちゃんが「だいじょうぶだよ」っていってくれて、なきやもうとしてもかなしくて、なきやめなかったけど、ちゃんとやぎさんにばいばいしました。なきながら、きょうしつにかえっていきました。すごいかなしくてこうおもいました。おにいちゃんもおねえちゃんもこんな気もちだったんだなーっておもいました。」
「きょうは、２３日なので、やぎさんとのおわかれでした。えさをもってきました。おわかれの日なので、えさをいっぱいもってきたんだよ。１ばんにやったのは、えさあげをしました。でもふつうのえさあげじゃありません。おさんぽをしながらしたえさあげです。すこしだけスペシャルなえさあげでした。だいチョコとチョコとミルクとミルクティーがいてくれたおかげで、こころにげん気がわいてくるようなきがします。だいチョコ、チョコ、ミルク、ミルクティー、いままでほんとうにありがとう。かなしいよ。」
