あしをけがしたらいやだな
丸池辺りでミケやメロンのリードを放すとミケやメロンが自分でグラウンドのクローバーの辺りに行くことを感じてきた子どもは、それを毎日繰り返しています。
クローバーを食べている最中、ミケやメロンのリードを持たずに食べる様子を見たり、持ってきたご飯を手のひらに乗せてあげたりしています。手のひらにご飯を乗せて待っているとミケが食べに近づいてきました。その時、リードを踏んで嫌がるミケに出あいました。
そして、教師に「ミケちゃんのリード外したい」と話しました。教師は「何で取りたいの?」と尋ねると子どもは、「リードを踏んで脚を怪我したら嫌だ」と話し、ミケのリードを外してみました。また、メロンのリードも外しました。
すると、ミケやメロンは自分の好きなタイミングでリードを踏むことなく動きながらクローバーを食べ続けました。リードを外したいと考えた子どもは、「自由だね」と言いました。
その後、再びリードを付けてグラウンドから丸池辺りへ移動すると、再びリードを外しました。子どもは、「どこへ行くかな」「階段の方は行っちゃだめだよ」と話しました。また、ミケがメロンのご飯を取ろうとすると、「ダメだよミケ」「メロンが噛まれちゃう」と話しました。その後、メロン、ミケの順番で自分で「ミケ、メロンやすみば」に走って入っていきました。
この日の作文シートには、次のようなことが書かれていました。
「きょう、たったかまきばで、ミケとメロンのようすはよかったよ。ミケのおさんぽをしたよ。リードはもったよ。グラウンドへいったよ。リードをはずしてじゆうにさせたよ。○○くんからでっかいニンジンをもらって○○ちゃんからちいさいニンジンをもらったよ。それをもってまるいけへいったよ。それで、リードをはずしたら、じぶんからメロンがさいしょにやすみばにはいって。つぎにミケがじぶんからやすみばにはいってたよ。」
「きょう、たったかまきばで、ミケちゃんがメロンのことをかんでたよ。それをメロンはくりかえしてメロンもうしろげりであたっくしたよ。ミケちゃんもうしろげりをしてメロンにあたったよ。それにメロンはけっこうおこってたよ。それにおこってたからとっしんされそうになったよ。それはこわかったよ。それにメロンもかまれていたかったとおもうよ。それにメロンはけっこうかまれていたそうだったよ。それにメロンはけんかをしてたよ。」
「きょう、たったかまきばで、おさんぽをしたよ。たのしかったよ。さいごもグラウンドにいくときも、リードをはなしていたよ。かえるときには、ミケがあとでメロンがさいしょっていうのはグラウンドにいくときもそうだったよ。グラウンドにいくときはさいしょメロンがはしってものすごいスピードでミケをおいこしていったよ。そのあとにミケはメロンよりものすごいスピードでメロンをおいこしていたよ。それでふたりともたいいくかんのかどをまがったしゅんかんにいっかいとまってまたはしりだしたからまたどうじにはしったよ。グラウンドについたときのはなしだよ。グラウンドについたらまずミケとメロンはクローバーをたべるのがきまりのようにいつもグラウンドにいくとたべているよ。グラウンドでミケちゃんがクローバーをたべているのがかわいくていつもかわいいからすきになったよ。(後略)」