〒943-0834 新潟県上越市西城町1-7-1TEL:025-523-3610
〒943-0834 新潟県上越市西城町1-7-1
TEL:025-523-3610
MENU
前のページへ戻る

学級の活動

リードをもててうれしかった

1年1組 創造活動 2024/09/29

9月19日、クローバーを食べているミケがリードを引っ張り、握っていたリードを放してしまうということが起きました。クローバーを食べているミケは、リードを持とうとすると首を振って持たせてくれません。そのような中、仲間からもらったにんじんをミケに見せて近づく子どもがいました。ミケの食べる様子を伺いながら、静かに少しずつミケに近づいていきます。手を伸ばせばにんじんをあげられるところまで近づくとミケが顔を上げました。その時、ミケの耳は前になっていました。子どもは、にんじんを食べているミケのリードを持つことができました。

翌日、教師は昨日起きたことについてどんな感じだったのか尋ねました。子どもは、「にんじんを見て、ミケの耳が前になった瞬間にリードが持てた」と話しました。そこから、昨日のミケは怒っていたのかということが話題になりました。「怒らせたけどにんじんをあげたから怒っていない」「噛んだり、突進したりしていないから怒っていない」と話す子どもがいました。一方で、「怒っているのは治ってない」と話す子どももいました。

活動が始まるとこの日もミケとメロンと一緒にグラウンドへ行きました。グラウンドに着くとミケは、遊具の周りにあるクローバーを食べ始めました。最初は、リードを持っているとミケが食べにくそうにしていました。その様子を見た子どもが「リードを放した方が食べやすい」と話し、リードを放しました。すると、ミケのリードを持てなくなりました。子どもは、クローバーを取って手にもったり、家から持ってきたりんごやにんじんを手にもったりしながら、ミケを見守りました。また、小さな声で「静かに」「小さな声で話してね」と周りの仲間に話しました。手にクローバーやにんじんをいっぱい入れた子どもは、膝をついてミケに少しずつ近づきました。ミケが顔を横に向けているタイミングを見計らって、その時に距離を縮めていきます。

手を伸ばせば、ミケにご飯をあげられるという距離にまで近づいた時にミケの顔が振り向きました。ミケは、子どもの手のご飯に近づき、食べ始めました。その時、子どもはゆっくりとミケのリードを持つことができました。子どもは、「持てた」と笑顔で話し、「ぼくたち、この後給食だから行かないといけないんだ」とミケに話し掛けながら、ゆっくりと遊び場に連れていきました。

教室に戻り、今日のたったかまきばについて話すと、リードを持てた子どもは、「リードを持てて嬉しい。ミケが見てない時にちょっとずつ近づいた。みんながご飯をもってきてくれたから。みんなからまかされたから頑張れた」と話しました。「今日のことは意味があった。前から行った方がご飯をあげられる。(わたしたちが)逃げなければ大丈夫」と話す子どももいました。

この日の作文シートには、次のようなことが書かれていました。

「きょう、たったかまきばで、○○ちゃんからレタスをもらっていっぱいあげた。グラウンドにいってついて1ぷんたったらミケがおこりはじめたよ。12じになってもリードをもてなくて○○もミケのリードをもてなくてあと15ふんしかなくなった。そのとき○○がクローバーとキャベツとにんじんとりんごをもってミケがひだりをむいてるうちに○○が右からごはんをもってきてミケにあげてリードをもったよ。あんしんした。」

「きょう、たったかまきばで、おさんぽをミケとやった。たのしかったよ。ミケはちょっとだけおこっているようにみえたよ。またミケのリードがもてないじけんがおこったよ。ミケもそのときおこっていたよ。そのときミケがいっぱいとっしんしそうになってしなそうなときにミケの目の白目のところがおおくなっていたからこわかったよ。さいごにミケとなかよくなれたきがしたよ。」

「きょう、たったかまきばで、ミケのおさんぽにいったよ。リードは、もってないよ。グラウンドにいったよ。クローバーをあげて、○○がリードをはなしてたべさせたほうがいいんじゃないといってリードをもってた○○くんがはなしたら、きゅうにおこって、きゅうにとっしんしてたよ。そのあともずーっと35ふんぐらいずーっとおこっていてみんなはもうだめだ、とおもっていて、ほかにはすわってるひともいたよ。でも、○○くんがにんじんをくれたし、○○くんが、りんごをくれたし、○○くんがレタスをくれたし○○くんがクローバーを、とってきてくれたしみんなからもらったかわりにぜったいリードをもつがかりをたんとうしてすわってみんなからもらったやさいをまとめてせいざで、どんどんミケがひだりにむいてるあいだに、ちょっとすすんでもういっかいちょっとすすんでって、そうやってくりかえしていったよ。となりにひとがいてミケが、とっしんしたら、こわくないよっていったら、それをおぼえたのか、かまれたり、とっしんされたり、しなかったよ。そのことばをいって、されたなかったのは、まだわかっていないよ。もててうれしかったよ。みんながごはんもってきてくれてよかったなーってかんじました。」