ツナコーンが一番売れた
子どもは、1学期にどどっど村で70日間過ごしました。
2学期になって、どどっど村で毎日過ごしていく中で、「どどっど村で100日過ごしたことをお祝いする記念日がしたい」と話す子どもがいました。
さっそく「どどっど村会議」を開き、「何で100日をお祝いする記念日がしたいの?」と問いかけました。
子どもは、次のように話しました。
「どどっど村が生まれて100日で、いろんなものができたから100日のお祝いがしたい。」
「1日目にどどっど村が始まって、100日目までみんなでいろいろなことをやってきたから記念になる。」
「100って記念になるようないい数字だと思うし、めでたい感じがする。」
「これまでやってきたことを振り返ることができると思う。例えば、土の家が1回崩れてみんなで直したこととか。」
「どどっど村会議」を通して、どどっど村で過ごした日数が100日になった日に「どどっど村100日きねん」をすることに決まりました。
どどっど村が85日目で次のようになりました。
子どもは、「どどっど村100日きねん」で、「手づくりおいしいおにぎりや」「おいしいみそしるや」「どろプールや」「スイートポテトや」「どどっど土あそびや」「いろいろ絵本や」「どどっどマンガや」「あまじゅくどどっど店」を開きたいという思いをもち、活動を進めています。
「手づくりおいしいおにぎりや」は、これまでのお祝いでもおにぎりのお店を出してきました。
そして、「今度は新しい味を出してみんなに食べてもらいたい」「いろいろな型を使っておにぎりをつくってみたい」という思いを話していました。
子どもは、新たにツナコーンを具材にして、おにぎりをつくってみることにしました。
土かまどに土鍋を置いて、ご飯を炊いていきます。
これまで土かまどを使って何度もご飯を炊いてきたことで、火吹き棒で風を送りながら火力を調整することに慣れてきました。
炊き上がったご飯をおにぎりにしていきます。
型の中にご飯を入れて、真ん中にツナコーンを置きます。
そして、型からおにぎりを取り出すと、ツナコーン味のおにぎりの完成です。
おにぎりが完成したらお客さんを呼び込みます。
様々な形の型があるので、お客さんの要望も聞きながらおにぎりをつくります。
お客さんは、「ツナコーンが好きだから、とってもおいしい」「もう1個食べたいな」「くま型のおにぎりがかわいいね」などと話していました。
子どもは、作文シートに次のように書きました。
「きょうは、おにぎりやをオープンしました。わたしがさいしょにあげたのは、だいがくからきている○○先生です。なんで○○先生にあげたかというと、いつも、みんなのいいところをみつけて、しゃしんにとってくれているからです。そうやってくれている、○○先生は、きっとつかれているとおもって、おにぎりたべる?ってきいて、○○先生は、うんっていいました。ぐはなにがいいってきいて、わたしがツナコーンもあるよっていって、○○先生は、じゃあツナコーンにするよっていったから、ありがとうってきもちで、ツナコーンをつくってあげていました。ツナコーンをつくりおえて、こんどは、みそしるをたべようとおもったら、こんにゃくがはいったみそしるをのもうとしたら、じぶんはこんにゃくがはいったみそしるをがまんして、○○先生にあげました。やっぱり人にあげるのは、やっぱりおちつきました。どうしておちつくかというと、じぶんが人にやさしくしたなーとおもえたから、よかったです。」
「きょう、どどっど村で、手づくりおいしいおにぎりやをしました。たのしかったです。いっぱい、うれました。ツナコーンが、いちばんうれました。さいご、ツナコーンをたべたけど、すっごくおいしかったです。かたのかたちは、くまのかたちがいちばんおおかったです。ごはんをたくまえまで、おなかが、ずっとすいていました。100にちきねんびが、すごくたのしみです。おこげも、いつもどおり、おいしかったです。みそしるとたべたら、もっとおいしくなったかもしれません。はんじょうして、ほんとうにうれしいです。100にちきねんで、10ごうたくから、またもっとはんじょうするかもしれません。みそしるもたべたけど、おいしかったです。こんどは、こいめもつくってほしかったです。」