ミケとメロンはよろこんではいったよ
つくってきた屋根ができてくると日陰ができ始めました。屋根の下にいた子どもは、「涼しいー」「これならミケとメロンも喜ぶんじゃない」「早くつくろう」と話していました。そして、全ての屋根を付け終えると子どもは、「ミケとメロンを呼んでこよう」「水を入れて飲んでもらおう」と話し、バケツに水を入れ、屋根の下にバケツを入れました。屋根の下に置いた水に手を入れ、「冷たいね」「太陽に当たらないから温かくならない」「おいしいと思うよ」と話しながら、仲間が連れてくるミケやメロンを待ちました。
まず、メロンが前庭の小屋に入ってきました。屋根の下に入ったメロンを見た子どもは、「入ってくれたよ。涼しいかな」と言いました。そして、「メロン、水あるよ。水飲む？」とメロンに話しました。メロンは、水を飲みませんが、日陰の中にずっといました。次に、ミケがやってきました。ミケも屋根の下に入りました。「ミケも入ってくれた。涼しいって言ってる」と言いました。ミケにも「ミケ、水飲む？」と話しました。しかし、ミケも水を飲みませんでした。２頭の様子を見た子どもは、「今は飲みたくないのかな？後で飲んでくれるかな」と言い、２頭の様子を見守りました。また、屋根の下に置いて時間が経った水に手を入れ、「まだ冷たい」と確かめていました。
活動が終わり、教室に入ろうとすると、ミケとメロンの２頭が一緒に屋根の下に入ってきました。そして、首の辺りをかきあい始めました。その様子を見た子どもは、「ミケとメロンが日陰に入ってる」「かきあいしてるよ」と笑顔で話しました。
この日の作文シートには、次のようなことが書いてありました。
「きょう、たったかまきばで、ミケとメロンのようすはよかったよ。さいごのやねづくりをしたよ。きのうもってきた２まいをおいて、ぼくはビスがかりだったよ。できたらミケとメロンはよろこんではいったよ。ひかげでみずがつめたかったよ、たったかまきばのときにはつめたいみずだからのむかなーっておもっていたけどみずはのまなかったよ。さっきのミケとメロンのはなしでひとつきになったことがあるよ。いれるとミケはひかりのところにいて１かいだけ、つぎはメロンがかわってたよ。そのこうどうはまだわかっていないよ。きょうミケとメロンをひかげにいれて、ミケとメロンはすずしそうにはいっていたよ。ミケとメロンはひかげがすきなんだなーってかんじたよ」
