キッチンでりょうりをするよ
1軒目の家の隣にある畑の野菜が大きくなってきました。
その様子を見た子どもは、「1軒目の家の中にキッチンをつくろう」と話し、仲間と共につくり始めました。
1軒目の家の中にテーブルや棚ができていきました。
6月27日、畑のピーマンとレタスが収穫の時期をむかえました。
すると、「明日さ、キッチンで料理するからさ、先生、コンロとフライパン持ってきてね」と話す子どもがいました。
子どもは、収穫した野菜を使って、キッチンで料理をする準備を本格的に始めました。
6月28日、すまいるビルドの時間が始まると、1軒目のキッチンでは洗ったレタスの水気をふいたり、順番にピーマンを切ったりする子どもがいました。
そして、フライパンに油をひいて、切った野菜を入れて炒め物をつくっていきました。
その様子を見た子どもは、「なんだか本当に家に住んでるみたい!」「1軒目からいい匂いがする!」と話していました。
料理をつくっていた子どもは、できあがった炒め物を仲間にふるまいました。
炒め物を食べた子どもは、「おいしいね」「もっと食べたい!」「おかわりしてもいいの?」など話ながら、家の中や周りで仲間と初めての料理をあじわいました。
子どもは、この日の作文シートに、次のように書いていました。
「きょう、ピーマンとレタスのいためものをつくりました。メニューは、しお、みりん、こしょう、しょうゆと、ピーマンと、レタスを入れて、フライパンで、やきました。食べてみたら、おいしかったです。そしたら、みんな、おかわりに来て、いそがしかったです。そしたら、みんなが、食べたから、ぜんぶからにして、あじわって食べてくれたので、こんども、ちがうメニューで、いためものをつくりたいと思います」
「(前略)やっているときに、○○くんが『今、ピーマンをやいているよ』っていったから、すぐにかけつけました。はしっているときに、すごくいいにおいがしたので、おもわずはやくはしってしまいました。1けん目についたら、いいにおいでまんたんすぎました。ざいりょうにつかっているのは、レタスとピーマンです。あじは、しおと、こしょうと、みりんと、しょうゆです。あまりにいいにおいだったので、こころのなかで、はやくたべたいーっておもってしまいました。たべたときに、こしょうがきいていてうますぎました。1けん目でたべたから、ほんとうにいえにすんでいるみたいでした。またたべたいです。あしたもたのしみです」