2頭に乗ることについて
6月13日にミケやメロンに初めて乗ってから、乗れる日には毎日乗ってきました。ミケやメロンに鞍を付けたり、背中に乗ってみたり、仲間を乗せるミケやメロンの様子を見たりしながら、2頭の姿や、その違いを感じていきました。7月に入り、メロンに乗ることが多くなってきました。メロンはたくさんの仲間を乗せてくれるから頑張り屋であることや、その凄さをとらえる子どもがいる一方で、立ち止まることが多くなっていくことや、最後らへんになると怒ることをとらえる子どももいました。
教師から「メロンに多く乗った方がいいですか」と問われたと子どもは、「メロンばかり乗ってるとさ疲れちゃうからさ、たまにミケに乗った方がいいんじゃない」「メロンは多分『何でメロンだけ多く乗ってるの』って言ってる気がする」「ミケはいつもクローバー食べててさ、メロンだけ乗っててクローバー食べれないから、かわいそう」などと話しました。
一方で、「メロン、好きな人はあんまりお散歩してない」「メロン好きな人はメロンばっか、かわいがってミケもかわいがった方がいい。メロンばっかりかわいがったら悲しい」とかかわりの少ないミケもかわいそうだと話す子どももいました。
その話を聞いた仲間は、「でもミケにかわいがろうとするとミケ、首振ってくるからかわいがってあげられない。かわいがってあげたいんだけど、首振ってくるから怖くていけない」と話しました。
さらに、子どもは「ミケとメロンをどっちもかわいがってあげたり、ミケとメロンにどっちもクローバーを食べさせたり、ミケとメロンにお散歩をどっちもやってあげてさ、同じにすればいいんじゃない」「乗らない日をつくればいいんじゃないの。乗らない日があれば、ミケとメロンはずっとクローバーを食べられる」「長い時間経ったらたったかまきばの時間が終わってる。乗らないとかお散歩しないっていうのは、乗るからごほうびがあげられるし、お散歩をしてやせるからクローバーを食べられるから乗ったり、お散歩したりした方がいいんじゃない」などと話しました。
この日の作文シートには、次のようなことが書いてありました。
「ミケにももっとのれるようになったらじぶんやミケ、メロンは、こういうことがあったよ。のるのとおさんぽをやめればいいんじゃないといっていたよ。でもそうするとごほうびもあげられないし、おさんぽをしてやせるからこそクローバーがいっぱいたべれるのにおさんぽをしなかったらクローバーもそんなにあげられないとおもいました。」
「ミケにもっとのれるようになったらじぶんやミケ、メロンはちょっとこまらなくなるけどミケは『え、ぼくみんなからこんなのられたっけ』ってこんどはそのせいでおこっちゃうかもしれないかもしれないからのりすぎてもいけないかもしれないし、もしいっぱいのれたらメロンはおさんぽとかくろうばあをたべたりできるけど、せいこうしてもまたメロンとおなじだけどいつもじゃないけどまたあきちゃうかもしれない。」
「ミケにもっとのれるようになったらじぶんやミケ、メロンは、ミケにもいっぱいのらなきゃメロンがかわいそうだからミケにものるといいんじゃないか。こんどはいっぱいミケにのったらつぎはメロンのほうにものったほうがいいとおもうんだよ。ミケのほうがすきなひとがいないからミケとっしんしてくるんだとおもうよ。ミケにごはんをいっぱいあげたらたぶんともだちになれるからごはんをミケにいっぱいたべさせるといいんじゃないかな。」