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学級の活動

「悲しさ」が「ちっちゃい幸せ」に変わる

4年2組 実践教科活動 2024/06/29

実践国語科「ほんとうかもしれない」において子どもは、『かみはこんなにくちゃくちゃだけど』(ヨシタケシンスケ)を読み、絵本をつくってきました。2ページでつくられる1つの場面について、「良いことと悪いことでできている」、「悲しさがある」と話してきました。その中で、子どもは、「悲しさの中に感動がある」と話しました。地震や戦争を想起するようなページ、パートナーが亡くなったことを思い出すページ、友人との別れを描いたページについて、「感動」という言葉でとらえるようになっていきました。

一方で、この本には、分かりにくいにくいページがあることも子どもは感じていました。そのような中で子どもは、「気付いた事がある」と「かもメモ」に書いていました。子どもは、「気付いた事があります。文章を逆にしたら、悲しい感じがあきらめない感じになる気がします。例えば10ページの『なくしていたピアスが出てきたの』『パソコンのデータはなにもかもきえてしまったけど』を逆にすると、分かりやすいです」と話しました。仲間はすぐに、逆からも読めるページを探し始め「このページも、このページも」と言いながらページをめくりました。

子どもは、仲間と共に「逆から読んで感動するページ、ぐっとくるページ」を探していきました。子どもは、「はいはい!19ページ。『あたらしいけいかくがあるの』『いままでのけいかくはひとつもせいこうしなかったけど』がいい」と話すと、仲間は「おーいいね、それ」と声を重ねて言いました。さらに他の仲間も、「サッカーもあきらめたら、そこで試合終了だ」と重ねて話していきました。そして、「ページを逆から読むと、ちっちゃい幸せになる」と話しました。

子どもは、続いて、絵本づくりに取り組みました。子どもは、仲の良かった仲間と学級が離れてしまったことを話しながら、「友だちができたの」「でもたまにしかあえないけど」という場面をつくっていました。このページについて、逆からも読むことができるかと見つめ直し、「でも」を消すというつくり変えをしました。

子どもは、次のような絵本をつくりました。