やまもりクローバー、おとどけものです
たったかまきばの時間の終わり頃、ミケやメロンが遊び場に戻ってくるタイミングでご飯箱にクローバーを集めて持ってきた子どもがいました。また、20分休みにクローバーを集めて、ミケやメロンにあげる子どもがいました。教師が「どうしてクローバーを集めているの?」と尋ねると、子どもは「クローバー好きだし、お腹空いていると思って」と話しました。
翌日、その時の様子の写真を見せると、子どもは「ミケとメロン、クローバー大好きだもんね」「クローバーあげると食べてくれるもんね」と話しました。外へ出るとミケとメロンは、グラウンドの方へお散歩に行きます。その後ろをかごを持った子どもが追いかけていきます。グラウンドの遊具の周りのクローバーがたくさんあるところへ来ると、かごにクローバーを集め始めました。それを見た仲間も一緒にクローバーをとっては、かごに入れました。
そして、かごにたくさんのクローバーを集めると日陰で休んでいたミケやメロンのところに「やまもりクローバー、おとどけものです」と行って持ってきました。かごから出されたクローバーは山盛り。ミケやメロンは食べ始めるとずっと食べていました。クローバーを持ってきた子どもは、かごを持ってまたクローバーを集めに行きました。
ミケとメロンが動き出しても、子どもはずっとクローバーを集めていました。そして、たくさんになったクローバーを遊び場に持ってきて、遊び場の中に入れました。「1カ所にするとミケがメロンのを独り占めするから、2つに分けよう」「これで遊び場でもたくさん食べれる」と話しながら、かごからクローバーを出していました。
この日の作文シートに、次のようなことが書いてありました。
「きょう、たったかまきばで、ぐらうんどでくろーばーをあつめるめいれいをして○○くん、○○、○○、○○にめいれいをだして、おれもやってたのしかった。(中略)やまもりくろーばーをミケメロンにあげておいしそうにたべてておれもうまになってクローバーをたべてみたいな。」
「きょう、たったかまきばで、くろうばあでりばいりぃでいっぱいみけとめろんがたべてくれてうれしいな。くろうばあでりばりぃでよんはいたべてくれてうれしかったよ。」
「きょう、たったかまきばで、きょうミケとメロンのとこにいてぐらうんどにいった。でくろうばあのうーばーいーつして、いっしょにやったひとがいて○○くんと○○くんと○○くんと○○くんと○○くんと○○くんとやって、ミケとメロンにあげたらすんごいたべてやばいことになった。あとのやつはあそびばにミケさきにいれたらひとりじめしてた。」