一緒につくった思いがある二軒目の土の家
長野県の軽井沢で土を活用した建築を行っている遠野未来建築事務所の遠野さんとスタッフの村上さんがどどっど村に来てくれました。
子どもは、遠野さんと村上さんと一緒に、2軒目の土の家をつくる活動を行いました。
2軒目の土の家は、トラック2台分の赤土を積んで、赤土の頂上から掘り進めてつくります。
遠野さんと村上さんからの自己紹介を聞いた後に、さっそく活動を始めました。
子どもは、赤土に水をかけながら、できる限り柔らかくして掘っていきました。
最初は、赤土が固くて掘ることが難しかったですが、交代しながらどんどん掘っていきました。
遠野さんは、2軒目の土の家の模型もつくってきてくれました。
子どもは、その模型を見ながら、「ここが入り口になるんだね」「屋根はどうやってつくるんだろう」「早く家の中に入ってみたいな」などと話していました。
子どもは、仲間同士で力を合わせて、頂上から80cm程度掘ることができました。
そして、「結構、早く掘ることができたね」「どんな感じにできあがるんだろう」「完成したら、ここでおにぎりを食べたいな」などと話していました。
活動の最後には、遠野さん、村上さんと記念写真も撮りました。
さらに、遠野さん、村上さんに給食も食べてもらい、たくさんかかわることができました。
子どもは、作文シートに次のように書きました。
「とおのさんとむらかみさんといっしょに、きょうは、二けん目の土のいえをつくりました。トラック二台ぶんの赤土でつくりました。ぜんはんと、こうはんでつくったよ。ぼくは、ぜんはんでつくったよ。赤土をシャベルでほるのがいそがしかったよ。かたい土があったり、やわらかい土がいろいろあったよ。かたい土があったときは、手でつかんではこんでいたよ。やわらかい土は、シャベルでグサッとほったよ。シャベルで赤土をほっているときに、ぼくは、『やっぱりどどっど村は、いいなー』とおもったよ。こうはんは川づくりをしたよ。ダムや川ふみきりをつくったよ。(中略)二けん目の土のいえがかんせいしたら、その中でやきマシュマロをしたり、さむい日には、火をつけてあたたまりたいなー。」
「とおのさんとむらかみさんがきました。一けん目の土のいえもそうだけど、二けん目のいえが、すごくいいかんじになるとおもいます。だって、みんなでつくるとはやくつくれるから、とおのさんたちと土をいっぱいほって、はやくつくれるんだな~っておもいました。今日、むらかみさんや、とおのさんがきてくれたおかげでいっぱいすすめることができました。とってもうれしいです。土をほるのがむずかしいときもあったけど、いっぱい、いっぱいほれて、それもとおのさんやむらかみさんのおかげなのかなっておもいました。きょうがすごくたのしみで、どんな二けん目のいえなのかずっとたのしみにしていました。それで、いい二けん目のいえがつくれるなんて、すごくうれしかったです。(中略)またとおのさんとむらかみさんにあいたいです。いっしょにつくったおもいがある二けん目の土のいえを、またつくりたいとおもいます。その二けん目のいえのなかで、ごはんをたべたいです。わたしにとっては、いっしょにつくれてすごくうれしかったです。またつくるひがきたらいいな~ってぜひおもいます。また、とおのさんと、むらかみさんとつくりたいとおもっています。おもいがある二けん目のいえであいたいです。」