ミケのたんじょうびかい
5月に入り、ミケの誕生日(25日)が近づいていることを話す子どもがいました。子どもは、「ミケの誕生日会をしたい」と教師に話しました。「もう少し詳しく教えて」と返すと、「誕生日ケーキをつくってあげたい」と話しました。
その子どもの思いを仲間に伝えると、仲間も「誕生日会をやりたい」と話しました。「ミケの誕生日会で何をする?」と尋ねると、子どもは「誕生日ケーキをつくりたい」「ミケの好きなバナナとかニンジンとかを入れたい」「サラダもつくってあげたい」「ミケの部屋の飾り付けをしたい」「遊び場を完成させて遊んでもらいたい」などとミケの誕生日会でしたいことを話しました。そして、それぞれが自分のしたいことに取り組み、準備しました。また、25日が土曜日でお休みであったため、いつするか話し合うと「できればみんながいる日にしたい」「雨は嫌だな」「でもどんどん日が過ぎちゃうのも嫌だ」と話し、5月27日(月)にすることに決めました。
そして、27日にミケの誕生日会をしました。ミケだけでなく、メロンのケーキもつくるかの話題になると子どもは「ミケだけあると横取りするよ」「人間だってみんながケーキを食べるから2つあった方がいい」と話し、ミケとメロンのどちらにもケーキをつくることにしました。ケーキをつくった子どもは、刻んだバナナを下に敷き、その上にニンジンやもやし、レタスやキャベツなどを盛り付け、ミケにあげていました。つくったケーキをミケにあげると「いっぱい食べてる」「おいしそうに食べてるね」「お腹が大きくなったように見える」とケーキを食べるミケの様子を見ながら話しました。
この日の作文シートには、次のようなことが書かれていました。
「きょう、ミケのおたんじょうびかいをしたよ。けえきをたべたあとになんかはしってたようにみえましたよ。メロンもまあけえきをたべてたよ。おいしそうにたべてたよ。ミケとメロンかわいいね。ろくがつにはメロンのたんじょうびがあるからたのしみにしているよ。きょうもたのしかったよ。」
「きょう、ミケのおたんじょうびかいをしたよ。きょう、ミケのおたんじょうびかいたのしかったです。メロンもはいれてうれしかったです。ねつをだしたらでれなかったですけどたんじょうびかいでれてよかったです。ミケのたんじょうびかいたのしすぎてたのしすぎてたのしかったです。もっともっとしてメロンのたんじょうびかいもつづけてはやくやりたいです。」
「きょう、ミケのおたんじょうびかいをしたよ。まずきげんはよかったよ。さいしょにけえきをつくったよ。りんごともやしとばななとれたすときゃべつといちごをいれたよ。よろこんでミケがたべてくれたよ。おいしそうにたべてくれたよ。たべるのにじかんがたつとおなかがでっかくなったよ。いろんなことができてよかったです。」
「きょう、ミケのおたんじょうびかいをしたよ。たのしかったよ。おりょうりをつくったよ。バナナ、イチゴ、キウイ、キウイのしるをみずをいっぱーいいれたケーキだよ。きょうのミケとメロンのようすはごきげんだったよ。そのあとミケとメロンのところにいってミケとあそんだよ。ミケがメロンのことをおいかけていてまるでおにごっこだったよ。」