ぬれてほしくない
朝、登校してくるとザーザーの雨が降っていました。これまで、ポツポツ程度の雨はありましたが、たくさんの雨が降っているのは初めてです。
子どもは、ミケとメロンの寝る小屋へ行くと、「今日、外出すの？」と教師に話してきました。「たったかまきばの時間にみんなに聞いてみよう」と教師が応え、たったかまきばの時間に話し合いました。
たったかまきばの時間に、子どもは「今日のたったかまきばはどうする？」と教師から尋ねられると「（ミケやメロンは）寝る小屋でずっと過ごす」「ミケやメロンがボロで滑ってしまう」「掃除もできないし、ご飯もないよ」「外に出したいな」「でも寒そう」「ミケやメロンにぬれてほしくないな」などと話しました。
仲間の考えを聞きながら、ミケやメロンを外に出すことにしました。ただ、ぬれないようにミケやメロンに傘をさすことや、ぬれない場所になるべく行くこと、雨で滑るコンクリートには行かないことなどを確認しました。また、ミケやメロンをタオルで拭いてあげたいという思いを話す子どももいました。
子どもは、寝る小屋へミケやメロンを迎えに行くと、リードを付けて原っぱへ出ました。傘を持ってきた子どもは、ミケやメロンがぬれないようにさしていました。ミケやメロンの体に触れるとぬれていることを感じた子どもは、自分の着ていた雨具をメロンにかけていました。
この日の作文シートには、次のようなことが書いてありました。
「きょう、あめのたったかまきばをしたよ。きょうメロンとあめのなかでおさんぽをしたよ。きょうメロンにかさをさしてあげたよ。きょうメロンがさむそうだったよ。」
「きょう、あめのなかでたったかまきばをしたよ。いつもみたいにげんきではしったりあるいたりしたよ。ミケについていったよ。かさをさしてあげてうれしそうにしてた。あめだったけどたのしくげんきにあそべました。ミケもメロンもげんきでした。」
