さくらになって
実践図画工作科「花アート」の活動で、高田城址公園観桜会の会場へ行きました。子どもは、満開になっている桜の様子を写真に収めたいと願い、様々な構図で写真を撮影しました。バックに高田城の櫓や噴水を入れたり、満開の桜を見上げるように撮影し青空が映るようにしたりしました。よい構図の写真が撮影できたと感じると「見て見て!お城とお堀と桜がきれいに入ったよ」と話したり、満開の桜と枝が青空に広がる写真を仲間に見せたりしました。
教室に戻り、実践国語科で「さくらになって」の活動をしました。桜の気持ちになって、詩を創作する活動です。
高田公園で撮影した写真に言葉を載せていきました。子どもは、仲間の作品を読み、「桜の気持ちがわかる詩だった」「終わり方が色々あると思った。桜が散って詩が終わると悲しさが出るけど、『桜が散って地面が綺麗』という終わり方もあるんだと思って、いいと思った」 と話しました。
子どもは次のような作品をつくりました。
「 自分は桜
春の時だけ何故か人気な僕
でも春が終わると消えてしまうんだ
これは衣替えなんだ
消えた訳じゃないから
知らなかったからそう分かって安心したんだ」
「 さくら
ぼくはさくら。
みんな『キレイ』とほめてくれてうれしい。
『ぼくも十円パンたべたいなー』と思ってる。
ぼくはさくら。
みんなを見おろす。」
「 風とさくら
私は桜
私はいつものように咲いている
今日は風が強い
冷たい風がすずしい
私は今日
風と仲良くなりました」
「 眩しいさくら
私はさくら
私は今日も太陽を
いっぱいあびています
でも眩しいのでひかげに
行きたいです
私の夢は……ひかげに
行くことです」
「 うらやましい
私は、橋
いつもふまれて
音が鳴る。
桜がうらやましい
あんなに綺麗なのが」
「あのねあのね話があるの
ここだけのお話
桜って間違えて秋に咲いちゃう事があるの
秋に咲いたらもう桜卒業
一生咲けなくなっちゃうの
儚い命なの」