高田城址公園へお出かけ
創造活動「もふもふひろば」において、もふとめるるとましゅまろとろこんとの生活をつくっていく中で、子どもが「高田城址公園へヒツジさんと一緒にお出かけしたい」という思いをもちました。お出かけしたい理由について、子どもは「いつも原っぱにいると、人間だったら飽きちゃうよ」「外に出れば、学校に無い草があって、ヒツジさんは喜ぶと思う」「ヒツジさんとお出かけして、楽しい思い出をつくりたい」と話しました。一方で、「学校の外に出ても、おいしい草が無いかもしれないよ」「いつもの学校が見えなくなると心配するかもしれない」「いつもと同じ葉っぱが無いとヒツジさんはびっくりするかもしれない」「ヒツジを見て、公園にいる人がびっくりするかも」「ヒツジさんって横断歩道で止まることはできるのかな」「うんちをしたら必ず拾わないといけない」と心配なことを話す子どももいました。
その後、ヒツジと一緒にグラウンドでまっすぐ歩いたり急に止まってみたり、高田城址公園に子どもだけで下見に行ったりしました。「だるまさんが転んだ!」と言ってヒツジと一緒に止まったり、公園の草を見て「ここの草は学校にもあって食べているから、ヒツジさんが喜ぶと思う」と話したりしました。

天気予報を見て、晴れの日をめがけてお出かけする日を決めました。子どもたちは、下見と同じコースでヒツジさんと活動を共にしました。橋を渡ったり、斜面を登ったり、道路を横断したり・・・。ヒツジさんにとって初めての活動ばかりでした。お出かけ中のヒツジさんを見て、子どもは「今日はくっついて動いている。知らないところだから家族でいたいんだね。」「ましゅまろが、キョロキョロして周りをよく見ているよ。」「ろこんは、頭突きをしないで落ち着いている。」と話しました。
ふわふわドームのある芝生広場では、冬でもクローバーが生い茂っていました。子どもは自らが「お皿」になり、自分の体の上にクローバーを乗せてヒツジさんに食べさせる姿がありました。一人が始めると、周りの子も真似をして、ヒツジさんに体の上のご飯を食べられていました。最後にみんなで記念撮影をして、学校に戻ってきました。記念撮影は、ヒツジさんとの思い出を残すために、子どもが考えていた活動です。帰り道は、歌を歌ったり、ヒツジに抱きついたり、「めるる、大好き!」と言葉にしたりしていました。



その日の作文シートに、子どもは次のように書きました。
「たかだこうえんに ひつじさんとおでかけしたよ。たかだこうえんにいったり ふわふわドームにいったから ひつじさんもあたらしいばしょにいってたのしかったとおもうよ。いくときはろこんのリードをもって かえるときはましゅのリードをもったよ。」
「たかだこうえんにひつじさんとおでかけしたよ。ひつじとおでかけたのしかったよ。めるるのリードもったよ。たかだこうえんであそんでたのしかったよ。ひつじさんとしゃしんをとるのがたのしかったよ。そとは、さむかったけど、ひつじさんとかつどうをして、かつどうもいつもよりたのしくなりました。ひつじさんかわいかったよ。」
「たかだこうえんにひつじさんと、おでかけしたよ。ひつじと、いっしょに、かつどうしたなかで、このかつどうがすごくたのしかったよ。すごくおもいでにのこる、いち日だったよ。おわかれが、ちかづいてきたよ。だから、おわかれするまえに、すごくおもいでにのこるいち日をすごせて、よかったよ。おわかれの日のもふもふひろばは、おもいっきり、たのしむよ。いま、なきそうなぐらい、かなしいよ。」











