実践社会科「ニュースプロデュース」
実践社会科では、テレビ局や視聴者がニュース制作にかかわることを見つめていく「ニュースプロデュース」を始めました。
上越地域で放映されているJCVの番組を見た子どもは、その内容にポーズがあることや番組に出た地域の方もそのポーズをしていること、中継があることに気付きました。そして、それぞれ内容がニュースと言えそうか話しました。子どもは、「ポーズはニュースっぽく感じない。何も伝わらない」「酒粕ラーメンは紹介をしている」「食べてレポートして、どんな味か分かる」と話しました。そこで、ニュースがどのようにしてつくられるのか予想し、JCV見学に行くことにしました。
JCV見学では、まず「テレビの歴史」や「ニュースができるまで」について説明を聞きました。デジタル放送しか知らない子どもは、昔アナログ放送というものがあったことを知り、驚きました。「『アナログ』ボタンを押したら、砂嵐になって流れない」とつぶやく子どもがいました。また、「何でデジタル放送に変える必要があるの」と問われると、子どもは「画質がきれいになる」「放送側にメリットがあるんじゃない」「電波が速くなる」などと話しました。電波に限りがあり、ラジオやインターネットなどで電波を使い分けているという説明を聞き、納得していました。

また、「ニュースができるまで」について説明では、「取材班」「ディレクター」「アナウンサー」などといったニュースづくりにかかわる役割について知りました。また、それぞれが情報の正しさや分かりやすさをチェックし、ニュースがつくられていくことが分かりました。
続いて、副調整室やスタジオへの見学に行きました。副調整室へ入るとたくさんのパソコンや画面、機械がありました。スタジオの様子や手元の原稿が見えることが分かりました。

また、複数のチャンネルを移した画面が一斉に見られるよさを感じました。スタジオでは、普段目にしているセットがありました。しっかりつくりこまれたセットがあること分かりました。また、照明の明るさや原稿をカメラで写し、前を向いて読める場の工夫があることが分かりました。

最後に質問をしました。子どもは、「アナウンサーの人数は何人いますか」「一番大変な仕事の内容はどれか」「何でJCVは上越、妙高だけなのか」「番組づくりに何人ぐらいかかわっているか」と尋ねていきました。5人ぐらいで番組をつくっていることや、アナウンサーでも取材を行うなど複数の役割を担っていることを聞き、驚いていました。
振り返りでは、次のようなことが書かれていました。
「ニュースづくりで大切にしていることは、情報を正確にわかりやすく伝えることだと思います。理由は、話を聞いている時に何度かその事が出てきていたし、正確に伝えるための工夫がいろいろあったからです。ニュースづくり意外だったことは、発音辞典があることと、取材依頼が来ることです。発音辞典があるのは、訛りがちょっとある人とか、独特な言い方が普通だと思っている人もいるからだろうけど、取材依頼が来るのは(もしかしたら私の聞き間違いかも)聞いた事がないから、面白いなぁと思いました。」
「ニュースづくりで大切にしていることは映像だと思います。質問の時映像を作るのは難しいって言っていたからです。難しいということはとても頑張ってやったという証拠にもなると思っていたのでそう思いました。それに映像がないと言葉だけで伝えるしか方法はありません。そのため映像も必要だから大切だと思いました。ニュース作りで意外、おどろき、発見したことはいっぱいあります。でも私は発見が一番ありました。その中で驚きもありました。それはアナログからデジタルに変えた理由です。アナログやデジタルという言葉は知っていたけど変えた理由は知りませんでした。なので発見&おどろきがありました。その他、見学で印象に残ったことはスタジオです。みんなもかもだけど初めてだからですね。広いし大きいしカメラすごいし背景可愛いしそれに機械多いしこれがスタジオかぁーって思いました。」
「ニュースづくりを、4人でもできることにびっくりしました。私が思っていた人数は、10人~16人とか必要だと思っていたからです。他に印象に残ったことは、撮影の時原こうをどうやってみているかわからなかったのでカメラに写っているから前を向いて話せると言う事にすごくびっくりしました。私が思っていたのは、全て覚えているか、どっかに書いてあったりするのかな?と思っていたので前を向いて読んでいてびっくりしたからです。」











