秋の膳づくり②
11月13日(木)、秋の膳づくり②を行いました。今回は、秋の膳づくり①で藤作さんからもらったアドバイスを基に、食材の偏りをなくすこと、より秋らしさを表現することを主題にしました。また、細かな調理法を教えていただくため、藤作グループの笹川様、君島様にも活動に参加していただき、共に膳づくりをしました。食材の偏りをなくし彩りを出すため、チームごとに考えたお品書きをクラスで紹介し、意見を出し合いました。すると、さつまいもが主菜の天ぷらチームと副菜の煮物チームで使われていること、副菜の和え物「もやしのナムル」の彩りが出せるのかという意見が出ました。煮物チームは、里芋を使うことで食材の重なりをなくし、ナムルはほうれん草を追加することで緑を出すことにしました。調理当日は、2人から様々な技を習いながら調理をしました。天ぷらチームは、油の温度や食材による揚げ時間の違い、煮物チームは食材の大きさを揃えることで火の通りを均一にすること、味噌汁チームは味噌を入れたら加熱しないことなど、細かい点に気を配りながら調理をしました。完成したお膳料理を藤作さんに味わってもらい、お二人から「食材の偏りが少なくなったことで、彩りが増したこと」、「こまめに味見をしながら行ったため、前回よりも味がしっかりと出ていること」の2点を評価していただきました。その上で、「ナムルは、海苔を入れると黒が入って塩味も増し、さらにおいしくなること」、「飾りに紅葉を使用していたが、水分を含ませて保存することで乾燥しないこと」いったアドバイスももらいました。
20日(木)、秋の膳②を6年1組に提供しました。前回藤作さんにいただいたアドバイスを基に、ナムルに韓国海苔を使用すること、紅葉は水分を含ませて冷蔵庫に保管することを行い、より季節感を出すために教室にイチョウや紅葉を飾り、1組の仲間を迎える準備をしました。調理の中にも季節感を出す工夫が見られました。煮物チームはにんじんを輪切りにした後、紅葉の型でそれを1つ1つかたどってから鍋に入れていました。「食材の形、見た目からも秋を感じてもらえるようにしました」と話し、甘味チームは見た目をきれいに見せたいという思いから決まった配置で盛り付けるなど、各チームで工夫が見られました。1組にお膳料理を提供すると、1組の仲間からは「すごく、きれい」、「色々な食材が使われていておいしそう」、「実際に食べてみたら、どの料理も味がしっかりしていておいしかった」という声が聞かれていました。この活動で感じた手応えを基に、冬の膳をつくりたいという思いを湧き上がらせています。12月、2学期の締めくくりです。これまで学習したことを生かしながら、最後の膳づくりができるように活動を進めて行きます。
子どもは、作文シートに次のように書きました。
「今日、2回目の秋の膳をつくりました。私は、もやしのナムルをつくりました。味が目分量だったために前の味ではなかったけれど、韓国海苔をいれたので美味しく感じられました。1組の仲間は、たくさん食べてくれて、とてのうれしかったです。12月は冬の膳づくりをしたいです。旬の食材である大根に使ってつくりたいです。そのときも藤作さんから習いながら、膳づくりをがんばりたいです。」
「今日、秋の膳②をつくって1組に提供しました。朝一番からつくり、3限に間に合いました。1組の人数が少なかったため、食材の分量を加減しました。そしたら、さつまいもが余ったため、前回藤作さんから習った大学芋をつくりました。自分たちがつくった天ぷらはお客さんに出すものであるため、きれいに盛り付けて紅葉を1番最後にのせて提供できるようにしました。1組の仲間からは「おいしい!」「彩りがきれい!」と言ってもらったので、とてのうれしかったです。12月は、ねりきりなどの和菓子も使って膳を出すことにも挑戦したいです。」











