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学級の活動

谷浜駅がある地域の人の思い

4年1組 創造活動 2025/12/01

子どもは、夏に引き続き、谷浜駅で2回目のイベントを開きたいという思いをもちました。
そして、10月31日に谷浜駅ハロウィンイベントを開くことを決めました。

前回の夏のイベントに来た人は、自分たちの家の人が多かったと話す子どもがいました。
そこで、今回のイベントでは、誰をターゲットにするか仲間と話し合いました。
谷浜駅の近くに住んでいる人、電車が好きな人、若い人たち、県外の人など、さまざまな意見が出る中で、やっぱり谷浜駅がある地域の人に一番に来てほしい、地域の人が来てくれると谷浜駅も嬉しいという思いを話す子どもが多くいました。そして、谷浜駅ハロウィンイベントのターゲットは、谷浜駅の周りに住む地域の人にすることが決まりました。

10月24日、谷浜駅がある上越市長浜の町内会長の坪田さんと活動中に出会った谷浜駅近くに住む白滝さんに学校へ来ていただきました。
子どもは、2人が到着する前からもてなす準備をしました。2人が学校へ到着するのを見つけた子どもは、自分たちがつくった電車に乗せて、教室まで案内しました。

昔の谷浜駅の様子を知りたい子どもは、坪田さんと白滝さんにさまざまなことを質問しました。
すると、昔から駅舎はずっと同じこと、無人駅になる前は駅員さんが13人いた時代があったこと、駅を中心に町が栄えていたことを話してくださいました。
また、2人とも学生時代に通学でよく駅を利用していたことを知った子どもは、次々と聞きたいことが出てきたようでたくさん質問をしました。
昔は谷浜駅からよく電車に乗っていたけど、今はもうほとんど乗っていないということを坪田さんと白滝さんから聞いた子どもは、とても驚いていました。

最後に、子どもは、谷浜駅のことをどう思っているかを質問しました。
坪田さんは、「せっかく駅があるのにあまり使われていなくて寂しいし、残念。多くの人に乗ってほしいし、駅は残したいと思う。みんなが谷浜駅で活動してくれてとてもうれしい」と話してくれました。白滝さんは、「谷浜駅には活気のある駅になってほしい。そのきっかけをみんながつくってくれている。私にとって、谷浜駅は心のふるさと。いつまでもあり続けてほしいと思っている」と話してくれました。

子どもは、この日の作文シートに次のように書きました。
「つぼ田さんとしらたきさんの話を聞いて思ったことは、谷浜駅はつかわれていなくても、みんなにつかってほしいや、活気のある駅になっていつまでも残ってほしいなど、谷浜駅は大切なそんざいなんだと思いました。4年1組が活動してくれてうれしいといわれたので、人数を増やして活性化させたいとあらためて思いました。昔は谷浜駅→直江津駅は通学しゅだんとしてつかわれていて、つぼたさん知っている人でも32人くらいいたと言っていたから、有人駅のころは、利用者がすごく多かったんだと思います(後略)」

「つぼたさんとしらたきさんの話を聞いて、2人はよりびとだなと思いました。理由は、(トキ鉄の)竹内さんみたいにれきしを知っていて、すごくべんきょうになりました。運送会社や鉄道ゆうびんがあるのも知らなかったし、谷浜のまわりのことも教えてくれたのでよかったです。地元の人だからこそ知っている情ほうかもしれません。国鉄からJRになって、無人駅になって、トキ鉄になって、けんばいきがなくなったけど、ハロウィンイベントで少しでもかっせいかにつながればいいと思っています。2人のじょうほうを聞いて、少しでもよりびとに近づけたと思います」

「つぼたさんとしらたきさんの話を聞いて、いろんなおもいがあるんだと感じました。つぼたさんは『車の方が好きな時間』と言っていたけど、谷浜駅は『残したい』と言っていて、谷浜駅のことを愛していると思います。しらたきさんも『いつまでもありつづけてほしい』と言っていました。一番心にのこったのは、『心のふるさと』です。心のふるさとは、自分の好きな場所やとても思い出がある場所だし、自分が愛している場所だと思います。だからぼくは『とてもいい言葉だな』と思いました。昔は、駅を中心にさかえていたり、谷浜駅から50人くらい乗ったという話を聞いて、ぼくたちもがんばって人気にして、昔を超えたいです」