小栗さんが大切にしているのは色合い
５月１３日（火）には、CLE O GREEN（クレオ グリーン）の小栗さんと出会いました。
小栗さんは、土からとれる天然の染料を使ったベンガラ染めの体験をしています。
子どもは、２５種類の土の染料の中から、自分の好きな色を選んでトートバッグを染めました。
まずは、小栗さんから染め方を教えてもらいました。
ベンガラ染めは、染料を水に溶いて、その染料の中に染めたいものを浸していきます。
縛り方や染め方によって、グラデーションができたり、模様ができたりします。
小栗さんからトートバッグと染料を受け取って、染めていきました。
輪ゴムを使ってトートバッグを縛って模様をつくる子どもや、薄い色から濃い色に順番に染めることでグラデーションをつくる子どもなど様々でした。
昨年度の創造活動「どどっど村」で土とかかわってきたことを思い出しながらつくる子どももいました。
子どもは、「『どどっど村』の赤土みたいな色だね」「私は桜の色が好きだな」「トートバッグがすぐに染まるね」などど話していました。
最後にトートバッグをハンガーに干しました。
子どもによって色合いや模様が異なることが一目で分かります。
トートバッグが完全に乾くまで干しておき、アイロンで熱を加えて染料を定着させたら完成です。
子どもは、作文シートに次のように書きました。
「おぐりさんとベンガラぞめをしました。ベンガラぞめのせんりょうは、土でできていて、しぜんのものなので水どうにながしてもだいじょうぶだそうです。ベンガラぞめは、もとが土なのにいろんな色のしゅるいがあっておもしろいなと思いました。わたしのグループは、むらさき土と春桜と冬桜の色をつかいました。わたしはその中の一色にしました。その一色は冬桜です。さいしょに見たら、ネットで見た色と少しちがうかなと思ったけど、ちゃんとピンクにそまってよかったです。うすいピンクというかんじでちゃんとそまったのでよかったです。今回そめた物はトートバッグです。トートバッグをそめるのははじめてでベンガラぞめでトートバッグを染めれたのでよかったです。わたしはグラデーションのつけ方にしました。ほかのタイダイぞめや草木ぞめではグラデーションがなくて、グラデーションのつけ方があるのにびっくりしました。グラデーションのやり方をさいしょに見てかわいいと思ったのでグレデーションにしました。むずかしいと言っていたけど、あんまりむずかしくなかったので楽しかったです。上手に出来てうれしかったです。おぐりさんがやっているベンガラぞめは三年目だそうです。おぐりさんが大切にしているのは色あいで、どんな色とどんな色をあわせたらきれいにできるかを考えているそうです。何でベンガラぞめをやろうと思ったかしつもんすると、自ぜんが好きで、土ははたけとかにつかわれてて、しょくぶつもそだつしいろんなことで土は大切なので、土のそめ物があることを知ってやったそうです。おぐりさんといっしょにベンガラぞめが出来てよかったです。」
