かぜがつよいからびっくりしてる
10月23日の朝、強い風が吹いていました。
朝、登校してきた子どもが、寝る小屋へ行くと「ミケちゃん、おびえてる」と教師に話しました。掃除をするために、ミケとメロンを外に出しました。外に出たミケとメロンを見た子どもは、「何かびっくりしてる」「風が強いからかな」などと言いました。
たったかまきばの時間に、教師から「風が強いけど、ミケとメロンとどこで過ごしますか」と尋ねられた子どもは、「原っぱ」「寝る小屋」「グラウンド」「前庭のあたり」とこの日、過ごす場所を話しました。その後、「原っぱは砂がないから目に入らないで済む」「グラウンドは砂が入るから痛いんじゃないかな」「寝る小屋は狭いからクローバーも食べられないし、掃除も終わってない」「原っぱは、木があるから危ない」「折れた木もあるんじゃない」と話しました。それぞれの場所で心配なことや、困ることを話していくと子どもは、「木のないところを歩けば原っぱもいける」「木が落ちていたらよければいいよ」「大きい木はできないけど」「風が弱くなったらグラウンドに行きたいな」などと話し、活動を始めました。
外へ出ると風の強さを感じました。ミケやメロンと一緒に風の弱いところを探して歩きました。寝る小屋の近くへ来ると「ここは風が弱い」「ご飯を食べてから次に行ってみよう」と話しました。
原っぱの奥へ来ると、「ここも風が弱いね」と話し、ミケ、メロンやすみばの方へ行きました。すると、下に枝が落ちていました。枝を見つけた子どもは、それを拾って脇にどかしました。
前庭に来て、ミケの目に目やにが付いていることに気付いた子どもは、「ミケ、とってあげるね」と話し、ミケの目やにをとってあげました。
前庭の小屋に付けている旗のなびき具合が弱くなったことを見た子どもは、「グラウンドへ行けるんじゃない」と話し、グラウンドに向かいました。
この日の作文シートには、次のようなことが書かれていました。
「きょう、かぜのつよいたったかまきばで、ミケとメロンのようすは、どっちもさむそうだったよ。ミケのおさんぽをしたよ。いったんかぜのよわいばしょをさがして、いったんそこでごはんをあげて、それでまたかぜのよわいばしょをさがして、それでまたいったんごはんをあげて、かぜがよわまったっていったから、グラウンドへいったよ。クローバーとリンゴとニンジンのおにぎりをあげたよ。ミケにあげたよ。」
「きょう、かぜのつよいたったかまきばで、ゴミをひろったよ。ゴミはいっぱいおちていました。きょうミケとメロンにみにとまととクローバーとのこぎりそうとりんごをいれてつくりました。メロンとおさんぽをしたよ。」