5月21日 百年老舗「杉田味噌屋」を訪れる
子どもは、高田本町商店街にある創業100年以上の店を百年老舗と呼ぶこと、店の趣や歴史、未来への願いなどを絵看板にこめていることを大杉屋惣兵衛の宮越さんから聞いています。5月21日は、その百年老舗の1つである、杉田味噌屋さんを訪れました。店に着くと、店主である杉田貴子さんが迎えてくれました。はじめに、杉田味噌屋さんが江戸時代から味噌造りを続けていること、様々な製法がある中で米からつくった「糀(こうじ)」を使って味噌を造っていること、また、「糀」を使った製法が上越で造られる味噌の特徴の1つであることなどを聞きました。
その後、店内に入り、看板商品である「雪の花みそ」の雪の花の由来や、17種類もの味噌を理由を聞いたり、実際に「糀」を触ったり、食べたりしました。さらに、複数の種類の味噌を試食させてもらいました。子どもは「種類によって全く味がちがう!」「私は、白味噌の甘口の方が好きかも」などと話していました。加えて、子どもは「味噌造りの中で一番大変なことは何ですか」「味噌を使ってスイーツを作りたいんですけど、どの種類の味噌がいいですか」などの質問をしていました。
子どもは、作文シートに次のように書いていました。
「杉田味噌屋さんの創業が思っていたよりも長くてびっくりしました。208年も続けてこれているのがすごいと思いました。一つの味噌の味を熟成させるのに、5年をかけることもあるのはすごいと思ったし、おどろきました。3種類試食して、一つ一つ味が違っておいしかったです。お店には17種類もあって、理由がお客さんの好みに合わせて作っていて、お客さんのことを考えているんだなんと思いました。」
「今日はまず、杉田味噌屋さんに行きました。創業208年の杉田味噌屋さんは、お客さんの好みに合わせて17種類の味噌を造って、店に置いていることを知りました。そして、そのために熟成期間を変えたり、材料の量を工夫していてすごいと思いました。杉田味噌屋さんは、新潟で代表的な糀を使った味噌を造っていました。ぼくは、普通の味噌と熟成味噌と白味噌の中で、熟成味噌が好きでした。」
「まずは、杉田味噌屋さんの歴史について教えてもらいました。創業208年で店の前にある、おけは、江戸時代からのものだそうです。店の中に入ったら、杉田味噌屋さんで売っている味噌の話を聞きました。メインの商品は、『雪の花』で、色が濃いものは、5年熟成させているものもあるそうです。次は、3種類試食させてもらうことになりました。3種類を1,2,3とすると、1は、味がとてもしょっぱく、2は、こんぶのような味で、3は、とても甘い味でした。家庭科の授業でこのうちのどれかを使って料理をするので楽しみです。」