おたんじょうびをおいわいしたい!
5月2日、やぎさんの名前を決める話し合いの中で、子どもがやぎさんの写真を指さしながら「この子とこの子が双子だったよね?」と確かめるときがありました。そこで、教師が「他にも聞いておきたいことはある?」と尋ねると、「やぎさんの誕生日っていつだったっけ?」とつぶやきがありました。4頭のやぎさんの誕生日を伝えると、さらに「じゃあ今何歳になるの?」とつぶやきがありました。教師から年齢を伝える中で、ちょうど1頭が前日の5月1日に0歳3ヶ月になったことに気がつきました。すると、ある子どもが「お誕生日をお祝いしたい!ケーキとかプレゼントとかをあげたい!」とつぶやきました。教師が「どうしてケーキとかプレゼントとかをあげたいの?」と尋ねると、その子どもは「だって、自分も誕生日のときにケーキとかプレゼントとかもらっているし、とても嬉しいんだもん!」と、ニコニコしながら語りました。それを聞いていた周りの子どもも、「いいね!」「草とか野菜とかを集めてケーキにしよう!」とお誕生日をお祝いしたいと言った子どもの思いや願いに突き動かされていきました。やぎさんの名前を決める話し合いは一旦ストップして、今日はやぎさんのお誕生日をお祝いしようと子どもが活動し始めました。
誕生日をお祝いしようと、仲間と一緒に原っぱに走り出した子ども。
「やぎさんはこの木の葉っぱが好きなんだよ。だから、いっぱい取ってあげるんだ。」と、やぎさんの好きなクローバーや木の葉を摘んだりして、葉っぱのケーキを作ってプレゼントしようとする子ども。
「お部屋をピカピカにしてあげたい。だって、きれいなお部屋だと嬉しいでしょう。」と、やぎさんのお部屋をいつも以上に丁寧にブラシで磨いてきれいにする子ども。
準備が整ったところで、前庭にやぎさんを連れてきてお祝いをしました。「ハッピーバースデー♪」と子どもが歌い始め、みんなでお祝いをすることができました。
活動後の作文シートには、次のようなことが書いてありました。
「きょう、やぎさんのたんじょうびかいをしました。やぎさんもよろこんでくれました。ケーキもつくって、よろこんでくれました。きょうは、さいこうのきょうでした。また、したいです。まきまきも○○ちゃんと○○ちゃんとつくったり、やぎさんとおさんぽとかしたり、きょうとくべつに、すきなところとか、いろいろのところ、おさんぽできてうれしかったです。これがいちばんのおもいです。でもまたできるかもだから、またできるのたのしみにまってます。あしたなにをしようかな。たのしみにまっててね!」
「やぎさんおめでとうパーてぃーをしたよ。はこみたいなものにのってハッピーバーすでーのうたをうたいました。○○くんとやりました。○○くんもいました。たのしかったていうきもちもあったしうれしいきもちもありました。やぎにえさもあげました。すごくたのしかったです。」
「きょうはやぎさんのケーキをつくったよ。ケーキにいろいろいれたよ。にんじん、さつまいも、きゃべつや、あかいはっぱ、れたすに、いろいろのはっぱや、ひみつのおかしに、おはなのはなびら、みかんのかわ、りんごのかわをいれました。やぎさんがたべてるとき4にんみんながうれしそうにしてたべました。そのときうたをうたっていわいました。」